資料館生薬データベース

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生薬名

入手時名称竹節人参
正式名称竹節人参
日本語読みちくせつにんじん, Chikusetsuninjin
現地読みZhujieshen (竹節参)
ラテン名Panacis Japonici Rhizoma (JP), (CP)
英語名Panax Japonicus Rhizome (JP), Japanese Ginseng (CP)
別名竹節参
原植物名Panax japonicus C.A. Meyer, トチバニンジン
原植物科名Araliaceae, ウコギ科
薬用部位分類植物性生薬
細分類根茎
入手先情報日本, 富山県, 池田屋
入手年月日1967/00/00
蒐集者難波恒雄
TMPW No93

首都、省都または行政区域代表地点(都道府県庁所在地など)を表示しています。  
産地情報
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_san.png
36.6952907
137.2113382
入手先情報
日本,富山県
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_nyu.png

学術情報データベース

一般生薬名竹節人参, Zhujieshen, Panacis Japonici Rhizoma (JP18, CP2020), Panax Japonicus Rhizome (JP18), Japanese Ginseng (CP2020)
生薬異名竹参, 竹節参
生薬画像
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原植物名Panax japonicus C.A. Meyer, トチバニンジン
原植物画像
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原植物科名Araliaceae, ウコギ科
薬用部位根茎
選品よく肥大したものが良品(TN).
公定書日局18,薬典(2020)
臨床応用健胃,解熱,去痰薬として用いる.人参に比べて新陳代謝機能の賦活作用は劣るが,健胃,解熱,去痰作用は勝るといわれる.
医学体系日本漢方、中国医学
伝統医学的薬効薬効[薬性・性味] 甘、微苦,温.
[帰経] 肝、脾、肺経.
[効能] 散瘀止血,消腫止痛,去痰止咳,補虚強壮.
[主治] 労嗽喀血,打撲損傷,咳嗽痰多,病後虚弱に用いる.
成分情報トリテルペン系サポニン Triterpenoid saponins
(*C1):
サポニン配糖体約5% [saponin glycosides approx.5%[ : Chikusetsusaponin I, Chikusetsusaponin Ia, Chikusetsusaponin Ib, Chikusetsusaponin III, Chikusetsusaponin IV, Chikusetsusaponin IV a, Chikusetsusaponin V

成分 構造式


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薬理作用鎮静,鎮痙,解熱,鎮咳,去痰,腸管自動運動増強,ストレス性潰瘍抑制(chikusetsusaponinⅡ).コリン様作用,ヒスタミン遊離,消化性潰瘍抑制(非サポニン分画,chikusetsusaponin Ⅴ).
DNA配列18SrRNA:D84100(*S1), matK:D89058(*S2), ITS:U41701, U41702; 伝統医薬データベース.
適応症消化不良, 食欲不振, 慢性胃炎, 感冒, 急性気管支炎, 慢性気管支炎, 咳嗽, 喀痰
方剤参連湯
同類生薬人参 (Ginseng),紅参 (Red Ginseng),三七人参 (Panax Notoginseng Root),広東人参 (American Ginseng)
参考文献JP18: 第18改正日本薬局方.
CP2020: 中華人民共和国薬典 (2020年版) .
C1) 和漢薬百科図鑑 Vol. I, pp 3-4.
S1) Biol.Pharm.Bull.,19,1530(1996).
S2) Biol.Pharm.Bull.,20,765(1997).
備考江戸初期(1624~1643年)に人参の代用品として開発された.人参の代用として,小柴胡湯,半夏瀉心湯などに配合される.
更新日2021/09/27