資料館生薬データベース

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生薬名

入手時名称蒂藶子
正式名称蒂藶子
日本語読みていれきし, Teirekishi
現地読みJungryukja
ラテン名Descurainiae Semen, Lepidii Semen (CP)
英語名Tansymustard Seed, Pepperweed Seed (CP)
原植物名Cardamine flexuosa With., タネツケバナ
原植物科名Brassicaceae, アブラナ科
薬用部位分類植物性生薬
細分類種子
入手先情報大韓民国(韓国), 釜山
入手年月日1985/06/20
TMPW No10004

首都、省都または行政区域代表地点(都道府県庁所在地など)を表示しています。  
産地情報
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_san.png
35.1795543
129.07564160000004
入手先情報
大韓民国(韓国),釜山
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_nyu.png

学術情報データベース

一般生薬名蒂藶子, Tinglizi, Descurainiae Semen, Lepidii Semen (CP2020), Pepperweed Seed, Tansymustard Seed (CP2020)
生薬異名北蒂藶子,南蒂藶子
生薬画像
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原植物名Descurainia sophia (L.) Webb ex Prantl1, Lepidium apetalum Willd.2, 【南蒂藶子 = クジラグサ1,中国産: 北蒂藶子 = ヒメグンバイナズナ2,】
原植物科名Brassicaceae, アブラナ科
薬用部位種子
公定書薬典(2020)
臨床応用緩下,利尿薬として,各種浮腫に応用する.その他,鎮咳薬として喘鳴して呼吸困難なもの,実証の水腫,喘息等に用いる.
医学体系中国医学
伝統医学的薬効分類止咳平喘薬
薬効[性味] 辛、苦,大寒.
[帰経] 肺、膀胱経.
[効能] 瀉肺平喘,行水消腫.
[主治] 痰涎壅肺,喘咳痰多,胸脇張満,不得平臥,胸腹水腫,小便不利に用いる.
成分情報脂肪酸 Fatty acids
Descurainia sophia (*C2):
Linolenic acid, Linoleic acid, Oleic acid, Erucic acid, Palmitic acid, Stearic acid

ステロイド Steroids
D. sophia (*C2):
Sitosterol

含硫化合物 Sulfur containing compounds
D. sophia (*C2):
Benzyl isothiocyanate, Allyl isothiocyanate, Allyl disulfide

含硫アルカロイド及びその他の化合物 Sulfur containing alkaloids
D. sophia (*C1):
Sinapin iodide

成分 構造式


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薬理作用強心(アルコールエキス).
DNA配列AF128109, AF283496, AF283497, D88906, AF118860, AF205587
証類本草(中国古典)※画像をクリックすると本文の画像が表示されます  訳文画像を表示
適応症咳嗽, 呼吸困難, 胸が苦しい, 痰, 腹満, 胸水, 水腫, 尿量減少
方剤希有処方に配合
参考文献CP2020: 中華人民共和国薬典 (2020年版) .
C1) 和漢薬百科図鑑 Vol. I, pp 317-318.
C2) 生薬学概論,p 294.
備考現在の市場品はすべて中国からの輸入品であるが,その基源は数種がある.
中国産:『中華人民共和国薬典』収載品であるヒメグンバイナズナ(東北諸省),クジラグサ(上海,杭州,西安,吉林,新彊,内蒙古,河北省など)の種子の他に,マメグンバイナズナ Lepidium virginicum L. (遼寧,吉林,河北省など),Rorippa montana (Wall.) Small (安徽,江西省),イヌガラシ Rorippa indica (L.) Hochr. の種子も用いられる.
韓国産:タネツケバナ Cardamine flexuosa With. の種子.
日本産:イヌナズナ Draba nemorosa L. var. hebecarpa Lindblom の種子.
更新日2021/09/27