資料館生薬データベース
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生薬名![]() | 入手時名称 | 土海狗腎 |
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| 正式名称 | 海狗腎 | |
| 日本語読み | かいくじん, Kaikujin | |
| 現地読み | Tuhaigoushen | |
| ラテン名 | Phocae Testis et Penis | |
| 原植物名 | Phoca vitulina L., ゴマフアザラシ | |
| 原植物科名 | Phocidae, アザラシ科 | |
| 薬用部位 | 分類 | 動物性生薬 | 細分類 | 哺乳類・臓器 |
| 入手先情報 | 香港, 恒興行 | |
| 入手年月日 | 1988/11/25 | |
| TMPW No | 10057 | |
学術情報データベース
| 一般生薬名 | 海狗腎,Haigoushen,Phocae Testis et Penis | |||||
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| 生薬異名 | 膃肭臍 | |||||
| 生薬画像 |
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| 原植物名 | Phoca vitulina Linn., ゴマフアザラシ | |||||
| 原植物科名 | Phocidae, アザラシ科 | |||||
| 薬用部位 | 陰茎および睾丸の乾燥品 | |||||
| 臨床応用 | 強壮,補血,強精薬として,インポテンツ,精冷,腰膝軟弱症,感冷症,驚狂癇疾,および結核などによる羸痩などに応用する. | |||||
| 医学体系 | 中国医学 | |||||
| 伝統医学的薬効 | 分類 | 補陽薬 | ||||
| 成分情報 | 動物ステロイドホルモン Animal steroid hormones (*C1): Androsterone その他 Others (*C1): 脂肪,蛋白質 | |||||
| 薬理作用 | 未詳. | |||||
| DNA配列 | L39204, L19127 | |||||
| 適応症 | インポテンツ, 腰膝無力, 結核, 羸痩(るいそう) | |||||
| 方剤 | 希有処方に配合 | |||||
| 同類生薬 | 鹿鞭 | |||||
| 参考文献 | C1)和漢薬百科図鑑 Vol. Ⅱ, pp 321-323. | |||||
| 備考 | その他アザラシ科動物の雄の生殖器も可能性がある.従来はアシカ科/Otariidaeのオットセイ Callorhinus ursinus L. (= Otoes ursinu L., Otaria ursinus Gray) の陰茎および睾丸とされていたが,古文献に記載された分布,形態などの諸点から考え,基源動物はアザラシ科/Phocidaeのものと思われる. 海狗腎を酒に浸漬し,「膃肭臍酒」として強精,強壮の目的に用い,脂肪を原料とした「膃肭脂」は,ひび,あか切れ,凍傷などの外用薬とする. | |||||
| 更新日 | 2021/01/20 | |||||



