資料館生薬データベース
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30.572815
104.06680099999994
産地情報
中華人民共和国,四川省
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_san.png
37.566535
126.97796919999996
入手先情報
大韓民国(韓国),ソウル
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_nyu.png
学術情報データベース
一般生薬名 | 羌活, Qianghuo, Notopterygii Rhizoma (JP18), Notopterygii Rhizoma et Radix (CP2020), Notopterygium (JP18), Incised Notopterygium Rhizome and Root (CP2020) | |||||
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生薬異名 | 川羌, 西羌, 蚕羌, 頭羌, 竹節羌, 条羌 | |||||
生薬画像 |
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原植物名 | Notopterygium incisum Ting ex H. T. Chang or Notopterygium forbesii Boiss. (B1) | |||||
原植物画像 |
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原植物科名 | Umbelliferae, セリ科 | |||||
薬用部位 | 根茎および根 | |||||
選品 | 四川省産で根茎の形態が蚕に似た「蚕羌」が品質最良である. | |||||
公定書 | 局外(1989), 薬典(2020), 日局18 | |||||
臨床応用 | 鎮痛,鎮痙,新陳代謝賦活薬として,頭痛,関節痛,リウマチ,半身不随,身体疼痛などに応用する. | |||||
医学体系 | 中国医学 | |||||
伝統医学的薬効 | 分類 | 辛温解表薬 | ||||
薬効 | [性味] 辛、苦,温. [帰経] 膀胱、腎経. [効能] 解表散寒,去風除湿,止痛. [主治] 風寒感冒,頭痛項強,風湿痺痛,肩背酸痛に用いる. | |||||
成分情報 | その他の脂肪族関連化合物 Other aliphatic and related compounds (*C1): Falcarindiol ステロイドサポニン及びサポゲニン Steroid saponins & Sapogenins (*C1): Pregnenolone フェニルプロパノイド Phenylpropanoids (*C1): trans-Ferulic acid クマリン類 Coumarins (*C1): Isoimperatorin, Bergapten, Cnidilin, p-Hydroxyphenethyl anisate, Notopterol, Notoptol, Bergaptol, Nodakenetin, Nodakenin, Decuroside V, Bergamottin, 6'-O-(trans-feruloyl)-Nodakenin, Bergaptol-O-beta-glucopyranoside, Demethylfuropinnarin N. incisum (*C1): Angelical N. forbesii (*C2): Bergaptol-O-beta-D-glucopyranoside, 6'-O-trans-Feruloylnodakenin スチルベン系化合物 Stilbenes (*C1): 4'-Hydroxy-3,5-dimethoxystilbene | |||||
成分 構造式 |
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薬理作用 | 未詳. | |||||
DNA配列 | U78412, U78472; 伝統医薬データベース. | |||||
証類本草(中国古典) | ※画像をクリックすると本文の画像が表示されます | |||||
適応症 | 感冒, 悪寒, 発熱, 頭痛, 関節の腫脹・疼痛, リウマチ | |||||
方剤 | 駆風解毒散, 清湿化痰湯, 清上蠲痛湯, 川芎茶調散, 疎経活血湯, 二朮湯, 加味八仙湯, 舒筋立安散, 洗肝明目湯, 大防風湯, 当帰拈痛湯, 分心気飲, 黄連消毒飲, 枳実大黄湯, 駆風解毒散, 駆風触痛湯, 行気香蘇散, 辛夷散, 腎疸湯 | |||||
同類生薬 | 和羌活,独活 | |||||
参考文献 | JP18: 第18改正日本薬局方. CP2020: 中華人民共和国薬典 (2020年版) . B1)Nat.Med.,49,409(1995). C1)和漢薬百科図鑑 Vol. I, pp 89-91. C2)Chem.Pharm.Bull.,38,2498(1990). | |||||
備考 | 韓国産の巻羌活はセリ科/Umbelliferae の チョウセンオニウド Ostericum koreanum Kitagawa (= Angelica koreana Maxim.) または ニオイウド Ostericum grosseserratum Kitagawa (= Angelica uchiyamana Yabe) の根と根茎である. また日本産の長羌活,巻羌活はともに シシウド Angelica pubescens Maxim. の根,根茎であるが,最近の和羌活はウコギ科 /Araliaceae のウド Aralia cordata Thunb. の根の細いものである. 中国産の独活はセリ科のAngelica属植物の根.羌活と独活はともに去風,勝湿の効があり,また痺を通じ,痛を止める.羌活は太陽経の薬で,燥散の性質が強く,よく発表,発汗させ,風寒表症に適用されるべきものである.独活は発表の効がなく,少陰腎経の薬で,細辛と共に用いて少陰の頭痛に効果がある.古人は羌活は遊風を治し,独活は伏風を治すといっており,また羌活は表に偏り,独活は裏に偏るともいっている. | |||||
更新日 | 2023/03/29 | |||||