資料館生薬データベース
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生薬名 | 入手時名称 | 狗腎 |
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正式名称 | 海狗腎 | |
日本語読み | かいくじん, Kaikujin | |
現地読み | Goushen | |
ラテン名 | Phocae Testis et Penis | |
原植物名 | Phoca vitulina L., ゴマフアザラシ | |
原植物科名 | Phocidae, アザラシ科 | |
薬用部位 | 分類 | 動物性生薬 | 細分類 | 哺乳類・臓器 |
入手先情報 | 中華人民共和国, 江西省南昌, 黄慶仁桟葯店 | |
入手年月日 | 1990/10/30 | |
TMPW No | 10958 |
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産地情報
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_san.png
28.682892
115.85819700000002
入手先情報
中華人民共和国,江西省南昌
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_nyu.png
学術情報データベース
一般生薬名 | 海狗腎,Haigoushen,Phocae Testis et Penis | |||||
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生薬異名 | 膃肭臍 | |||||
生薬画像 |
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原植物名 | Phoca vitulina Linn., ゴマフアザラシ | |||||
原植物科名 | Phocidae, アザラシ科 | |||||
薬用部位 | 陰茎および睾丸の乾燥品 | |||||
臨床応用 | 強壮,補血,強精薬として,インポテンツ,精冷,腰膝軟弱症,感冷症,驚狂癇疾,および結核などによる羸痩などに応用する. | |||||
医学体系 | 中国医学 | |||||
伝統医学的薬効 | 分類 | 補陽薬 | ||||
成分情報 | 動物ステロイドホルモン Animal steroid hormones (*C1): Androsterone その他 Others (*C1): 脂肪,蛋白質 | |||||
薬理作用 | 未詳. | |||||
DNA配列 | L39204, L19127 | |||||
適応症 | インポテンツ, 腰膝無力, 結核, 羸痩(るいそう) | |||||
方剤 | 希有処方に配合 | |||||
同類生薬 | 鹿鞭 | |||||
参考文献 | C1)和漢薬百科図鑑 Vol. Ⅱ, pp 321-323. | |||||
備考 | その他アザラシ科動物の雄の生殖器も可能性がある.従来はアシカ科/Otariidaeのオットセイ Callorhinus ursinus L. (= Otoes ursinu L., Otaria ursinus Gray) の陰茎および睾丸とされていたが,古文献に記載された分布,形態などの諸点から考え,基源動物はアザラシ科/Phocidaeのものと思われる. 海狗腎を酒に浸漬し,「膃肭臍酒」として強精,強壮の目的に用い,脂肪を原料とした「膃肭脂」は,ひび,あか切れ,凍傷などの外用薬とする. | |||||
更新日 | 2021/01/20 | |||||