資料館生薬データベース

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生薬名

入手時名称使君子
正式名称使君子
日本語読みしくんし, Shikunshi
現地読みShijunzi
ラテン名Quisqualis Fructus (CP)
英語名Rangooncreeper Fruit (CP)
原植物名Quisqualis indica L., シクンシ
原植物科名Combretaceae, シクンシ科
薬用部位分類植物性生薬
細分類成熟果実
入手先情報日本, 大阪府, ㈱栃本天海堂
入手年月日1991/07/08
蒐集者難波恒雄
TMPW No11437

首都、省都または行政区域代表地点(都道府県庁所在地など)を表示しています。  
産地情報
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_san.png
34.6937378
135.50216509999996
入手先情報
日本,大阪府
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_nyu.png

学術情報データベース

一般生薬名使君子, Shijunzi, Quisqualis Fructus (CP2020), Rangooncreeper Fruit (CP2020)
生薬画像
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原植物名Quisqualis indica Linn., シクンシ
原植物画像
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原植物科名Combretaceae, シクンシ科
薬用部位成熟果実
公定書薬典(2020)
臨床応用駆虫,健胃薬として,回虫の駆除,腹痛,消化不良,下痢などに応用する.
医学体系中国医学
伝統医学的薬効分類駆虫薬
薬効[性味] 甘,温.
[帰経] 脾、胃経.
[効能] 殺虫消積.
[主治] 蛔虫,蟯虫病,虫積腹痛,小児癇癪に用いる.
成分情報脂肪酸関連化合物 Fatty acids related compounds
(*C1):
Palmitic acid, Oleanic acidなどのグリセライド/glycerides, Malic acid, Citric acid, Succinic acid

糖質 Sugar
(*C1):
Sugar, Glucosazone, Pentosan

ステロール Sterols
(*C1):
Phytosterol

アミノ酸 Amino acids
(*C2):
Quisqualic acid

アルカロイド Alkaloids
(*C1):
Trigonelline

その他 Others
(*C1):
使君子酸カリウム/ C10H16O10N6K3 ,使君子酸/ C10H16O10N6

成分 構造式


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薬理作用駆虫作用.
DNA配列AF160470, AF207004, L01948
証類本草(中国古典)※画像をクリックすると本文の画像が表示されます  訳文画像を表示
方剤希有処方に配合
広恵済急方(日本古典) 

Tips!

2. 卒暴諸証: 突然発症する病
└ 2-9. 心腹卒痛
: 心腹(むねはら)突然痛くなる
 └ 蟲痛: 心腹(むねはら)痛み、時(ときどき)作(おこ)り、時(ときどき)止(やみ)、痛止(いたみやみたるときには能(よく)食(しょく)し、痛発(いたみおこり)たるときは口中に冷唾たまり或は清(すみたる)水を吐き、或は涎沫(よだれあわ)を吐て面青黄、或は白して口唇赤は蟲痛なり
【用法】使君子皮を去り、内の仁(み)ばかり四つ五つ食てよし、又榧子を食もよし <中巻33丁>
関連情報新訂和漢薬
参考文献CP2020: 中華人民共和国薬典 (2020年版) .
C1) 和漢薬百科図鑑 Vol. I, pp 309-310.
C2) 生薬学概論, p 262.
L1) 官準 広恵済急方.
L2) 近世歴史資料集成第2期 (第9巻) 民間治療(2).
L3) 新訂 和漢薬.
備考シクンシ Quisqualis indica L. の成熟果実を乾燥したものを 「使君子」,種子を 乾燥したものを 「君子仁」 という.四川省や海南省には葉の裏や小枝に短柔毛のある Q. indica L. var. villosa Clark が分布し,その果実も同様に用いられている.
更新日2023/09/19