資料館生薬データベース

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生薬名

入手時名称紫菀
正式名称紫菀
日本語読みしおん, Shion
現地読みJawon
ラテン名Asteris Radix (Non-JPS), Asteris Radix et Rhizoma (CP)
英語名Aster Root (Non-JPS), Tatarian Aster Root (CP)
原植物名Aster tataricus L.f., シオン
原植物科名Compositae, キク科
薬用部位分類植物性生薬
細分類根+根茎
入手先情報大韓民国(韓国), 大邱
入手年月日1971/04/00
TMPW No1146

首都、省都または行政区域代表地点(都道府県庁所在地など)を表示しています。  
産地情報
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_san.png
35.8714354
128.601445
入手先情報
大韓民国(韓国),大邱
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_nyu.png

学術情報データベース

一般生薬名紫菀, Ziwan, Asteris Radix (Non-JPS2022), Asteris Radix et Rhizoma (CP2020), Aster Root (Non-JPS2022), Tatarian Aster Root (CP2020)
生薬異名軟紫菀
生薬画像
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原植物名Aster tataricus L.f., シオン
原植物画像
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原植物科名Compositae, キク科
薬用部位根及び根茎
選品外部が紫色,内部が白色で,細長い根がたくさん付いた,軟らかでよく揃ったものが良いとされる(NI).
公定書局外(2022),薬典(2020)
臨床応用鎮咳,去痰薬として,慢性の咳嗽,喘息,血痰などに応用する.
医学体系中国医学
伝統医学的薬効分類止咳平喘薬
薬効[薬性・性味] 辛、苦,温.
[帰経] 肺経.
[効能] 潤肺下気,消痰止咳.
[主治] 痰多喘咳,新久咳嗽,労嗽咳血に応用する.
成分情報トリテルペノイド Triterpenoids
(*C1, C2):
Shionone, Epifriedelinol, Friedelin

フラボンとフラボノール Flavones & Flavonols
(*C1, C2):
Quercetin

成分 構造式

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薬理作用制菌作用(大腸菌,チフス菌,パラチフス菌,緑膿杆菌,コレラ菌等のグラム陰性菌)
DNA配列AF245439; 伝統医薬データベース.
証類本草(中国古典)※画像をクリックすると本文の画像が表示されます  訳文画像を表示
適応症咳嗽, 喀痰, 喘息
方剤杏蘇散, 紫苑散, 四順湯, 扶脾生脈散加白芨, 射干麻黄湯, 葦茎合四順湯
同類生薬山紫菀(硬紫菀)(「備考」参照)
参考文献Non-JPS2022: 日本薬局方外生薬規格2022.
CP2020: 中華人民共和国薬典 (2020年版) .
C1) 和漢薬百科図鑑 Vol. I, P 161-163.
C2) 生薬学概論,P217.
備考現在市場には紫菀(軟紫菀)と山紫菀(硬紫菀)の2種の商品がある.山紫菀はキク科のオタカラコウ Ligularia fischeri Turcz. などのLigularia属植物の地下部を基源とする.その他,キンポウゲ科,バラ科,ユリ科植物などに由来するものがあるが,これらはすべて偽品である.
更新日2022/08/29