資料館生薬データベース

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生薬名

入手時名称新葦根
正式名称蘆根
日本語読みろこん, Rokon
現地読みLugen
ラテン名Phragmitis Rhizoma (CP)
英語名Reed Rhizome (CP)
原植物名Phragmites communis (L.) Trin., ヨシ(アシ)
原植物科名Gramineae, イネ科
薬用部位分類植物性生薬
細分類根茎
入手先情報香港, 永大行
入手年月日1976/11/00
TMPW No1191

学術情報データベース

一般生薬名蘆根, Lugen, Phragmitis Rhizoma (CP2020), Reed Rhizome (CP2020)
生薬異名芦根
生薬画像
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原植物名Phragmites communis (L.) Trin., ヨシ(アシ)
原植物画像
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原植物科名Gramineae, イネ科
薬用部位根茎(茎)
公定書薬典(2020)
臨床応用解熱,利尿,止渇薬として,小便不利,消渇(糖尿病),嘔逆,しゃっくり,便秘,食中毒などに応用する.
医学体系中国医学
伝統医学的薬効分類清熱瀉火薬
薬効[性味] 甘,寒.
[帰経] 肺、胃経.
[効能] 清熱瀉火,生津止渴,除煩,止嘔,利尿.
[主治] 熱病煩渇,肺熱咳嗽,肺癰吐膿,胃熱嘔噦,熱淋渋痛に用いる.
成分情報アミノ酸 Amino acids
(*C1):
Asparagine 約 0.1%

ペプチド Peptide
(*C1):
蛋白質/protein 約 5%

薬理作用未詳.
DNA配列AF019810, U13229, U29900
証類本草(中国古典)※画像をクリックすると本文の画像が表示されます
適応症熱感, 発熱, 口渇, 舌の乾燥, 嘔吐, 咳嗽, 膿腫, 痰に血が混ざる, 麻疹, 排尿困難, 排尿痛, フグ中毒
方剤葦茎湯, 葦茎合四順湯
広恵済急方(日本古典) 

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6. 諸物中毒: 諸毒にあたる類
└ 6-4. 中魚介禽獣肉毒
: 魚介、禽獣類の肉、他諸毒にあたる
 └ 中鱸毒: 鱸魚(すずき)の毒に中(あたり)たる
【用法】蘆根(よしのね)を煮て汁を取、多く服すべし、生なるは搗て汁を取服すべし <下巻56丁>
 └ 中諸禽獣肉毒: 諸々の禽(とり)、獣の肉の毒にあたる
【用法】蘆根を搗て汁を絞り、或は煮て汁を取り多く服す <下巻58丁>
関連情報新訂和漢薬
同類生薬葦茎(Weijing, Phragmitis Caulis)
参考文献CP2020: 中華人民共和国薬典 (2020年版) .
C1) 和漢薬百科図鑑 Vol. I, pp 97-98.
L1) 官準 広恵済急方
L2) 近世歴史資料集成第2期 (第9巻) 民間治療(2)
L3) 新訂 和漢薬
備考『金匱要略』収載の「葦茎湯」には葦茎が配合されているが,このものは市場に流通しないため,代って蘆根が用いられる.葦茎はヨシの茎である.蘆根は本来,ヨシの根茎であるが,現在市場の蘆根は根茎と茎を区別せずに輪切りにして混用している.蘆根と葦茎は薬効に差異があるといわれている.葦茎は,消炎性排膿利水薬として,霍乱,嘔逆,肺癰,肺痿,煩熱などに応用する.
更新日2021/09/27