資料館生薬データベース

※画像をクリックすると、拡大して表示されます。
生薬名

入手時名称悊梅花
正式名称蠟梅花(蝋梅花)
日本語読みろうばいか, Rōbaika
現地読みZhemeihua
ラテン名Chimonanthi Flos
原植物名Chimonanthus praecox (L.) Link1, Chimonanthus praecox Link var. concolor Makino2, ロウバイ1,ソシンロウバイ2
原植物科名Calycanthaceae, ロウバイ科
薬用部位分類植物性生薬
細分類花蕾
入手先情報香港, 徳泰源
入手年月日1991/05/09
蒐集者難波恒雄
TMPW No12578

学術情報データベース

一般生薬名蠟梅花, 蝋梅花, Chimonanthi Flos
生薬画像
※画像をクリックすると、拡大して表示されます。
原植物名Chimonanthus praecox (L.) Link1, Chimonanthus praecox Link var. concolor Makino2, ロウバイ1,ソシンロウバイ2
原植物科名Calycanthaceae, ロウバイ科
薬用部位花蕾
臨床応用解熱,鎮咳,鎮静薬として,心煩,口渇,胸腹痛,小児麻疹,百日咳などに応用する.またその油は燙傷に用いられる.
医学体系中国医学
伝統医学的薬効分類止咳平喘薬
成分情報モノテルペノイド Monoterpenoids
(*C1):
Borneol, Linalool, Camphor, 1,8-Cineole, Pinene

セスキテルペノイド Sesquiterpenoids
(*C1):
Sesquiterpenol

フラボノイド Flavonoids
(*C1):
フラボン配糖体/ flavone glycosides

アルカロイド Alkaloids
(*C1):
Calycanthine(種子/ seed)

成分 構造式

※画像をクリックすると、拡大して表示されます。
薬理作用calycanthine は動物に対してストリキニーネ様の作用を示す.家兎の摘出腸管および子宮に対し興奮作用がある.
DNA配列L12639
適応症口渇, 咳, 胸腹痛, 百日咳, 熱傷
方剤通常, 方剤としない
参考文献C1)和漢薬百科図鑑 Vol. Ⅱ, pp 106-107.
備考ロウバイは中国原産の植物であるが,『本草綱目啓蒙』に「後水尾帝(1596~1615)時朝鮮より来ると云傳故に俗にカラウメ等の名あれども今に到っては皆蠟梅と称す.・・・・一種檀紅梅享保年中(1716~1736)に渡る.即蠟梅中の上品なり」とあり,日本への渡来年代が明らかである.中国では根および茎を「鉄筷子」と称し民間的に鎮咳薬としている.
更新日2020/12/22