資料館生薬データベース

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生薬名

入手時名称马鞭草
正式名称馬鞭草
日本語読みばべんそう, Babensō
現地読みMabiancao
ラテン名Verbenae Herba (CP)
英語名European Verbena Herb (CP)
原植物名Verbena officinalis L., クマツヅラ
原植物科名Verbenaceae, クマツヅラ科
薬用部位分類植物性生薬
細分類全草
入手先情報中華人民共和国, 広西壮族自治区南寧, 医葯公司万宝葯店
入手年月日1992/11/13
蒐集者難波恒雄
TMPW No12726

首都、省都または行政区域代表地点(都道府県庁所在地など)を表示しています。  
産地情報
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_san.png
22.817002
108.36654299999998
入手先情報
中華人民共和国,広西壮族自治区南寧
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_nyu.png

学術情報データベース

一般生薬名馬鞭草, Mabiancao, Verbenae Herba (CP2020), European Verbena Herb (CP2020)
生薬画像
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原植物名Verbena officinalis Linn., クマツヅラ
原植物科名Verbenaceae, クマツヅラ科
薬用部位全草
選品なるべく新しいものが良い(NI).
公定書薬典(2020)
臨床応用利水,通経薬として,月経困難,帯下,分娩後の胎盤剥離促進等に応用する.その他民間的に諸皮膚病,腫瘍等に煎汁を外用する.
医学体系中国医学
伝統医学的薬効分類活血去瘀薬
薬効[性味] 苦,涼.
[帰経] 肝、脾経.
[効能] 活血散瘀,解毒,利水,退黄,截瘧.
[主治] 癥瘕積聚,痛経経閉,喉痺,癰腫,黄疸,瘧疾に用いる.
成分情報多糖類 Polysaccharides
(*C1) 根/root:
Stachyose

モノテルペノイド Monoterpenoids
(*C1):
Hastatoside, Verbenalin

成分 構造式


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薬理作用馬鞭草を抽出して得た物質(verbenin)は,家兎血液凝固促進作用がある.馬鞭草煎液を腹水型晩期血吸虫病に用いたところ,小便量が顕著に増大し,60%の患者は腹水が完全に消失した.早,中期血吸虫病に対しては非常によい療効が得られた.
証類本草(中国古典)※画像をクリックすると本文の画像が表示されます  訳文画像を表示
適応症月経困難, 帯下, 胎盤残留, 瘀血, 経閉, 水腫
方剤通常, 方剤としない
参考文献CP2020: 中華人民共和国薬典 (2020年版) .
C1)和漢薬百科図鑑 Vol. Ⅱ, pp 10-11.
備考中国広西省ではラン科/Orchidaceae の Dendrobium chrysanthum Wall. 金蘭の茎を「馬鞭草」または「馬鞭石斛」と称している.香港市場の馬鞭草はこのものである.また天津地区ではオオバコ属植物 Plantago spp. の果穂および花茎を「馬鞭草」と称して市販している.
更新日2022/02/04