資料館生薬データベース
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生薬名 入手時名称 狼毒 正式名称 狼毒 日本語読み ろうどく, Rōdoku 現地読み Bailangdu ラテン名 Euphorbiae Pallasii Radix 原植物名 Euphorbia pallasii Turcz.原植物科名 Euphorbiaceae, トウダイグサ科 薬用部位 分類 植物性生薬 細分類 根 産地情報 中華人民共和国, 甘粛省 入手先情報 中華人民共和国, 甘粛省蘭州市 , 甘粛省中薬材零售批発貿易市場 入手年月日 1993/07/31 蒐集者 難波恒雄, 他 TMPW No 13623
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学術情報データベース
一般生薬名 白狼毒, Bailangdu , Euphorbiae Ebracteolatae Radix (CP2020), Euphorbiae Pallasii Radix 生薬画像
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原植物名 Euphorbia pallasii Turczaninow (= Euphorbia fischeriana Steudel), Euphorbia ebracteolata Hayata3 , マルミノウルシ3 原植物科名 Euphorbiaceae, トウダイグサ科 薬用部位 根 公定書 薬典(2020) 臨床応用 去痰,鎮痛利水薬として,咳逆気喘,肺結核,痰飲積聚,胸腹脹満などの症状に応用する.また皮膚の疥癬などに外用する. 医学体系 中国医学 伝統医学的薬効 分類 化痰止咳平喘薬 薬効 [性味] 辛,平;有毒.
[帰経] 肝、脾経.
[効能] 散結,殺虫.
[主治] 淋巴結核、皮癬、蛆虫症に外用する. 成分情報 トリテルペノイド TriterpenoidsE. ebracteolata (*C1):
24-Methylenecycloartanone トリテルペン系サポニン Triterpenoid saponinsGypsophila oldhamiana (*C1):
Gypsophila saponin 薬理作用 Euphorbia属を基源とする狼毒(おそらく E. pallasii)と大棗(3:4)で制した「狼毒棗」を浸潤型結核患者に与えると,病状の好転率は約60%であった.また狼毒(基源不明)の水浸剤は大腸菌,変形菌,チフス菌,パラチフス菌,緑膿菌などのグラム陰性菌に対し試験管内で完全に抗菌作用がある.さらに皮膚の真菌類に対しても抑制作用がある. 証類本草(中国古典) ※画像をクリックすると本文の画像が表示されます適応症 痰, 咳, 結核, 疥癬 方剤 希有処方に配合 同類生薬 広狼毒,紅狼毒 参考文献 CP2020: 中華人民共和国薬典 (2020年版) .
C1)和漢薬百科図鑑 Vol. I, pp 135-136. 備考 東北産白狼毒にはナデシコ科/Caryophyllaceaeの Gypsophila oldhamiana Miq. の根を乾燥したものもある(このものは土銀柴胡の一つでもある). 更新日 2022/01/26