資料館生薬データベース

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生薬名

入手時名称淫羊藿
正式名称淫羊藿
日本語読みいんようかく, In'yōkaku
現地読みEumyangkak
ラテン名Epimedii Herba (JP), Epimedii Folium (CP)
英語名Epimedium Herb (JP), Epimedinm Leaf (CP), Horny Goat Weed
原植物名Epimedium koreanum Nakai, キバナイカリソウ
原植物科名Berberidaceae, メギ科
薬用部位分類植物性生薬
細分類地上部
産地情報朝鮮民主主義共和国(北朝鮮)
入手先情報日本, 大阪府, ㈱栃本天海堂
入手年月日1993/03/27
蒐集者鐘 国躍
同定者鐘 国躍
備考Nat.Med.,48(4),253-263(1994).
TMPW No13755

首都、省都または行政区域代表地点(都道府県庁所在地など)を表示しています。  
産地情報
朝鮮民主主義共和国(北朝鮮)
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_san.png
34.6937378
135.50216509999996
入手先情報
日本,大阪府
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_nyu.png

学術情報データベース

一般生薬名淫羊藿, Yinyanghuo, Epimedii Herba (JP18), Epimedii Folium (CP2020), Epimedium Herb (JP18), Epimedium Leaf (CP2020)
生薬画像
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原植物名Epimedium koreanum Nakai1, Epimedium grandiflorum Morren var. thunbergianum Nakai2, Epimedium pubescens Maximowicz, Epimedium brevicornu Maximowicz, Epimedium wushanense T.S. Ying, Epimedium sagittatum Maximowicz3 or Epimedium sempervirens Nakai4, キバナイカリソウ1, イカリソウ2, ホザキイカリソウ3, トキワイカリソウ4
原植物画像
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原植物科名Berberidaceae, メギ科
薬用部位全草または葉
選品色の青い新しい葉が良い (NI). 葉柄や根茎のついているものは次品 (TN).
公定書日局18,薬典(2020)
臨床応用強精,強壮薬として,インポテンツ,腰膝軟弱,半身不随,リウマチなどのに応用する.一般に酒に浸して服用する(仙霊脾酒).
医学体系中国医学
伝統医学的薬効分類補陽薬
薬効[性味] 辛、甘,温.
[帰経] 肝、腎経.
[効能] 補腎陽,強筋骨,去風湿.
[主治] 腎陽虚衰,陽痿遺精,筋骨痿軟,風湿痺痛,麻木拘攣,更年期の高血圧症に用いる.
成分情報リグナンとネオリグナン Lignans & Neolignans
(*C1):
葉/ leaf: (-)-Olivil, Icariresinol

フラボンとフラボノール Flavones & Flavonols
(*C1):
茎,葉/ stem, leaf: Icariin
根/ root: Des-O-methylicariin
茎,葉/ stem, leaf: Epimedine A,C

アルカロイド Alkaloids
(*C1):
根/ root: Magnoflorine

成分 構造式


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DNA配列L75869, L75875, AF328970
証類本草(中国古典)※画像をクリックすると本文の画像が表示されます
適応症インポテンツ, 不妊症, 半身不随, リウマチ, 運動麻痺, 筋肉の痙攣、疼痛
方剤民間薬とされる, 家庭薬製剤に配合
同類生薬イカリソウ根
参考文献JP18: 第18改正日本薬局方.
CP2020: 中華人民共和国薬典 (2020年版) .
B1) Nat.Med.,48(2),141-154;48,(4),253-263(1994).
B2) 生薬,45(2),109-118(1991).
C1) 和漢薬百科図鑑 Vol. Ⅱ, pp 48-50.
備考『中華人民共和国薬典』 (2020) には「淫羊藿」として Epimedium brevicornum Maxim., E. sagittatum Maxim., E. pubescense Maxim., E. koreanum Nakai の地上部が規定される.
中国四川省産の淫羊藿は E. pubescens, E. acuminatum Franch., E. wushanense, E. sutchuenense Franch. and E. davidii Franch.などが主流である.
中国東北部および朝鮮半島北部産淫羊藿は E. koreanum Nakai およびキバナイカリソウ E. cremeum Nakai であろう.
日本産はイカリソウ E. grandiflorum Morr. var. thunbergianum Nakai (長野県産) およびウラジロイカリソウ E. sempervirens Nakai var. hypoglaucum Ohwi (新潟県産)の 葉または地上部を乾燥したもの.日本では地下部を「イカリソウ根」と称して別に市販される (B2).
更新日2022/07/29