資料館生薬データベース

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生薬名

入手時名称番椒
正式名称蕃椒
日本語読みばんしょう, Banshō
現地読みLajiao
ラテン名Capsici Fructus (JP, CP)
英語名Capsicum (JP), Hot pepper (CP)
原植物名Capsicum annuum Linn., トウガラシ
原植物科名Solanaceae, ナス科
薬用部位分類植物性生薬
細分類成熟果実
入手先情報日本, 茨城県, ㈱ツムラ中央研究所
TMPW No1486

首都、省都または行政区域代表地点(都道府県庁所在地など)を表示しています。  
産地情報
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_san.png
36.3418112
140.4467935
入手先情報
日本,茨城県
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_nyu.png

学術情報データベース

一般生薬名蕃椒 (トウガラシ), Lajiao, Capsici Fructus (JP18, CP2020), Capsicum (JP18), Hot Pepper (CP2020)
生薬画像
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原植物名Capsicum annuum Linn., トウガラシ
原植物画像
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原植物科名Solanaceae, ナス科
薬用部位成熟果実
選品外面の光沢が強く,暗赤色~黄赤色を呈するものが良品(TN).
公定書日局18,薬典(2020)
臨床応用皮膚刺激薬として神経痛,筋肉痛などに外用する.またトウガラシチンキ(健胃薬)やトウガラシ・サリチル酸精(育毛,養毛剤)の原料とする.香辛料.
医学体系民間療法
伝統医学的薬効薬効[性味] 辛,熱.
[帰経] 心、脾経.
[効能] 温中散寒,開胃消食.
[主治] 寒滞腹痛,嘔吐,瀉痢,凍瘡.
成分情報その他の脂肪族関連化合物 Other aliphatic and related compounds
(*C1):
Capsianside A

単糖類 Monosaccharides
(*C1):
Vitamin C

カロテノイド Carotenoids
(*C1):
beta-Carotene, Capsanthin, Lutein, Kryptocapsin

ビタミンA誘導体(レチノイド) Vitamin A derivatives (Retinoids)
(*C1):
Vitamin A

アミノ酸 Amino acids
(*C1):
Betaine

プリン誘導体 Purine derivatives
(*C1):
Adenine

プテリジン誘導体 Pteridine derivatives
(*C1):
Vitamin B2

カプサイシン類 Capsaicins
(*C1):
Capsaicin, Dihydrocapsaicin, Capsiamide

簡単な含窒素化合物 Simple nitrogen containing compounds
(*C1):
Choline, Vitamin B1

成分 構造式




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薬理作用唾液,胃酸分泌(少量,促進;多量,抑制).皮膚血管拡張.消化管運動亢進(capsaicin).
DNA配列AF217950
適応症神経痛, 筋肉痛
方剤複方サリチル酸メチル精, トウガラシチンキ, トウガラシ・サリチル酸精
広恵済急方(日本古典) 

Tips!

6. 諸物中毒: 諸毒にあたる類
└ 6-2. 中諸穀菜毒
: 穀類や野菜の毒にあたる
 └ 中西瓜毒: 西瓜を食し毒に中(あたり)たる
【用法】蕃椒を刻、水に浸濃汁を飲てよし <下巻49丁>
関連情報新訂和漢薬
参考文献JP18: 第18改正日本薬局方.
CP2020: 中華人民共和国薬典 (2020年版) .
C1) 和漢薬百科図鑑 Vol. I, pp 197-199.
L1) 官準 広恵済急方
L2) 近世歴史資料集成第2期 (第9巻) 民間治療(2)
L3) 新訂 和漢薬
備考中央アメリカ原産で栽培品種が多い.
更新日2021/09/27