資料館生薬データベース

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生薬名

入手時名称佩蘭
正式名称蘭草
日本語読みらんそう, Ransō
現地読みPeilan (佩蘭)
ラテン名Eupatorii Herba (CP)
英語名Fortune Eupatorium Herb (CP)
原植物名Eupatorium fortunei Turcz., フジバカマ
原植物科名Compositae, キク科
薬用部位分類植物性生薬
細分類地上部
産地情報中華人民共和国
入手先情報中華人民共和国, 雲南省大理, 大理州紅十字会中薬諮詢
入手年月日1994/07/30
蒐集者李 暁波
TMPW No14865

首都、省都または行政区域代表地点(都道府県庁所在地など)を表示しています。  
産地情報
中華人民共和国
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_san.png
25.606486
100.26763800000003
入手先情報
中華人民共和国,雲南省大理
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_nyu.png

学術情報データベース

一般生薬名蘭草, Peilan, Eupatorii Herba (CP2020), Fortune Eupatorium Herb (CP2020)
生薬異名佩蘭
原植物名Eupatorium fortunei Turczaninow, フジバカマ
原植物画像
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原植物科名Compositae, キク科
薬用部位帯蕾未開花時の全草
公定書薬典(2020)
臨床応用利尿,解熱,通経薬として,糖尿病による浮腫,口渇,リウマチ,黄疸などに応用する.
医学体系中国医学
伝統医学的薬効分類去風湿薬
薬効[性味] 辛,平.
[帰経] 脾、胃、肺経.
[効能] 芳香化湿,醒脾開胃,発表解暑.
[主治] 湿濁中阻,胃痞嘔悪,口中甜粘,口臭,多涎,暑湿表証,湿温初起,発熱倦怠,胸悶不舒に用いる.
成分情報その他の脂肪族関連化合物 Other aliphatic and related compounds
E. fortunei (*C1):
Succinic acid, Fumaric acid

単糖類 Monosaccharides
E. fortunei (*C1):
Mannitol

トリテルペノイド Triterpenoids
E. fortunei (*C1):
Taraxasterol, Taraxasteryl acetate, Taraxasteryl palmitate

クマリン類 Coumarins
E. fortunei (*C1):
Coumarin, O-Coumaric acid

その他の芳香族誘導体 Other aromatic derivatives
E. fortunei (*C1):
p-Cymene, Methyl thymyl ether, Thymohydroquinone

未詳 unknown
E. fortunei (*C1):
Neryl acetate, Euparin

成分 構造式



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薬理作用血糖降下作用(水エキス).
DNA配列AB032032, AB032033, AB032034, AB032035, AB032036, AB032037, AB032038, AB032039
証類本草(中国古典)※画像をクリックすると本文の画像が表示されます
適応症胸が苦しい, 腹満, 口が粘る, 食欲不振, 倦怠感, 悪心, 嘔吐, 悪寒, 発熱, 頭痛
方剤希有処方に配合
参考文献CP2020: 中華人民共和国薬典 (2020年版) .
C1)和漢薬百科図鑑 Vol. II, pp 32-33.
備考河北省で「佩蘭」,広西省で「澤蘭」,「鶏骨香」,江蘇省で「水香」とも称する.蘭草の基源の大半はこのものであるが,その他
1) 山東省では シソ科/ Labiatae の メボウキ Ocimum basilicum L. の全草を「佩蘭」と称する.
2) 江蘇省の南部の一地区では,キク科/ Compositae の サワヒヨドリ Eupatorium lindleyanum DC. の全草を「佩蘭」,「野佩蘭」として用いる.
3) 黒龍江省の一部では シソ科/ Labiatae の シロネ Lycopus lucidus Turcz.の全草を用いる.
4) 吉林,黒龍江省の一部では,キク科/Compositae の タカサブロウ Eclipta prostrata (L.) L. 全草を用いている.
更新日2021/09/28