資料館生薬データベース

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生薬名

入手時名称連翹
正式名称連翹
日本語読みれんぎょう, Rengyō
現地読みLianqiao
ラテン名Forsythiae Fructus (JP), (CP)
英語名Forsythia Fruit (JP), Weeping Forsythia Capsule (CP)
原植物名Forsythia suspensa (Thunb.) Vahl (Forsythia viridissima Lindl.), レンギョウ(シナレンギョウ)
原植物科名Oleaceae, モクセイ科
薬用部位分類植物性生薬
細分類成熟果実
入手先情報日本, 大阪府, ㈱栃本天海堂
入手年月日1990/02/21
蒐集者難波恒雄
TMPW No16017

首都、省都または行政区域代表地点(都道府県庁所在地など)を表示しています。  
産地情報
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_san.png
34.6937378
135.50216509999996
入手先情報
日本,大阪府
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_nyu.png

学術情報データベース

一般生薬名連翹, Lianqiao, Forsythiae Fructus (JP18), (CP2020), Forsythia Fruit (JP18), Weeping Forsythia Capsule (CP2020)
生薬画像
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原植物名Forsythia suspensa Vahl, レンギョウ
原植物画像
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原植物科名Oleaceae, モクセイ科
薬用部位成熟果実
選品大粒で淡かっ色を呈し,表面が平滑な,新しいものが良い(TN).
公定書日局18,薬典(2020)
臨床応用消炎,利尿,排膿,解毒薬として,瘡瘍の炎症,皮膚病などに応用する.また鎮痛,鎮嘔,通経の効があるとされる.外科方面の妙薬.
医学体系中国医学
伝統医学的薬効分類清熱解毒薬
薬効[性味] 苦,微寒.
[帰経] 肺、心、小腸経.
[効能] 清熱解毒,消腫散結,疏散風熱.
[主治] 癰疽,瘰癧,乳癰,丹毒,風熱感冒,温病初起,温熱入営,高熱煩渇,神昏発斑,熱淋渋痛に用いる.
成分情報モノテルペノイド Monoterpenoids
F. suspensa (*C1):
Forsythide, Forsythide methylester

トリテルペノイド Triterpenoids
F. suspensa (*C1):
Oleanolic acid

リグナンとネオリグナン Lignans & Neolignans
F. suspensa (*C1, C2):
Arctiin, Arctigenin, Phillyrin, Matairesinoside, Matairesinol, Pinoresinol, Pinoresinol glucoside, Forsythiaside
F. koreana (*C1):
Forsythin

成分 構造式




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薬理作用利尿作用,抗菌作用(エキス;グラム陽性菌,グラム陰性菌,結核菌).
DNA配列AF231823; 伝統医薬データベース.
証類本草(中国古典)※画像をクリックすると本文の画像が表示されます
適応症発疹, 皮膚化膿症, リンパ節腫, 発熱, 高熱, 意識障害, 排尿痛, 排尿困難
方剤黄耆建中湯, 黄連消毒飲, 加減涼膈散, 加減涼膈散一方, 響声破笛丸, 駆風解毒散, 荊芥連翹湯[一貫堂], 荊芥連翹湯[回春], 柴胡清肝散, 四順清涼飲, 赤小豆湯, 舒筋立安散, 清胃瀉火湯, 清咽利膈湯, 清上防風湯, 清涼飲, 洗肝明目湯, 治頭瘡一方, 内疎黄連湯, 防風通聖散, 麻黄連軺赤小豆湯, 龍胆瀉肝湯 [一貫堂], 涼膈散, 連翹湯 [眼科], 連翹湯 [丹毒], 連翹湯 [本朝経験], 黄連解毒湯[回春]
同類生薬小連翹
参考文献JP18: 第18改正日本薬局方.
CP2020: 中華人民共和国薬典 (2020年版) .
C1)和漢薬百科図鑑 Vol. I, pp 296-298.
C2)生薬学概論, pp 248-249.
備考日局16では Forsythia suspensa or F. viridissima の果実を連翹として規定していた.中華人民共和国薬典では前者のみを規定する.
韓国産連翹(チョウセンレンギョウ)は F. koreana Nakai の果実で,正品の代用品であり,品質は劣る.
小連翹はオトギリソウ科の オトギリソウ Hypericum erectum Thunb. その他同属植物である.
更新日2022/09/29