資料館生薬データベース

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生薬名

入手時名称ウワウルシ
正式名称ウワウルシ
日本語読みうわうるし, Uwaurushi
現地読みUvaursi
ラテン名Uvae Ursi Folium (JP)
英語名Bearberry Leaf (JP), Uva Ursi Leaf
原植物名Arctostaphylos uva-ursi (L.) Sprengel, クマコケモモ
原植物科名Ericaceae, ツツジ科
薬用部位分類植物性生薬
細分類
入手先情報日本, 大阪府, ㈱栃本天海堂
入手年月日1990/02/21
蒐集者難波恒雄
TMPW No16251

首都、省都または行政区域代表地点(都道府県庁所在地など)を表示しています。  
産地情報
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_san.png
34.6937378
135.50216509999996
入手先情報
日本,大阪府
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_nyu.png

学術情報データベース

一般生薬名ウワウルシ, Uwaursi, Uvae Ursi Folium (JP18), Bearberry Leaf (JP18)
生薬画像
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原植物名Arctostaphylos uva-ursi Sprengel, クマコケモモ
原植物画像
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原植物科名Ericaceae, ツツジ科
薬用部位
選品帯緑黄色で破折の少ないものが良品(TN).
公定書日局18
臨床応用尿路消毒,収斂,利尿薬として,腎盂炎,尿道炎,膀胱炎などに応用する.
医学体系ヨーロッパの療法
成分情報モノテルペノイド Monoterpenoids
Iridoids:
(*C3):
Monotropein, Piceoside(p-hydroxy-acetophenone glucoside)

トリテルペノイド Triterpenoids
(*C1):
Ursolic acid

フラボンとフラボノール Flavones & Flavonols
(*C1):
Quercetin
(*C2):
Hyperoside

タンニン Tannins
(*C1):
Gallic acid, Ellagic acid
(*C2):
1,2,6-Trigalloylglucose, 1,3,6-Trigalloylglucose, 2,3,6-Trigalloylglucose, 1,2,3,6-Tetragalloylglucose, 1,2,3,4,6-Pentagalloylglucose

その他の芳香族誘導体 Other aromatic derivatives
(*C1):
Arbutin(5-7%), Methylarbutin, Hydroquinone
(*C2):
Galloylarbutin

その他の含窒素化合物 Other nitrogen containing compounds
(*C1):
Allantoin

成分 構造式




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薬理作用殺菌作用(arbutin → hydroquinone)
DNA配列AF297806, AF297761, AF091950, AF106821, AF106822
適応症腎盂炎, 腎炎, 膀胱炎, 尿路系炎症
方剤ウワウルシ流エキス, ウワウルシ・ヘキサミン水
同類生薬コケモモ (Vaccinium vitis-idaea L.)
参考文献JP18: 第18改正日本薬局方.
C1)和漢薬百科図鑑 Vol. II, pp 87-88.
C2)生薬学概論, p 251.
C3)Herbal Drugs and Phytopharmaceuticals(N.G.Bisset ed.), pp 510-512.
備考Arctostaphylos uva-ursi クマコケモモはヨーロッパ(アルプス),ノルウェー,アメリカ北部,カナダなどに産する.ウワウルシ葉は18世紀中頃からウィーン学派の医師らによって盛んに使われるようになり,19世紀に入ってから正式に各国の薬局方に収載され出した.日本では日局1(1886年)から現在まで『日本薬局方』に収載されている(C1).ドイツではウワウルシの茶剤製剤や植物製剤が市販されている.これらの製剤は酸性尿を起こす薬剤と一緒に投与してはならない(C3).
更新日2021/09/27