資料館生薬データベース

※画像をクリックすると、拡大して表示されます。
生薬名

入手時名称密蒙花
正式名称密蒙花
日本語読みみつもうか, Mitsumōka
現地読みMimenghua
ラテン名Buddlejae Flos (CP)
英語名Pale Butterflybush Flower (CP)
原植物名Buddleja officinalis Maxm., ワタフジウツギ
原植物科名Buddlejaceae, フジウツギ科
薬用部位分類植物性生薬
細分類花蕾
TMPW No16726

学術情報データベース

一般生薬名密蒙花, Mimenghua, Buddlejae Flos (CP2020), Pale Butterflybush Flower (CP2020)
生薬画像
More
※画像をクリックすると、拡大して表示されます。
原植物名Buddleja officinalis Maximowicz, ワタフジウツギ
原植物科名Buddlejaceae, フジウツギ科
薬用部位花蕾または花序
公定書薬典(2020)
臨床応用解熱,消炎,眼病薬として,緑内障,赤腫流涙,鳥目などに応用する.
医学体系中国医学
伝統医学的薬効分類清熱瀉火薬
薬効[性味] 甘,涼.
[帰経] 肺、大腸経.
[効能] 清肺利咽,疏肝和胃.
[主治] 清熱瀉下,養肝明目,退翳.目赤腫痛,多泪羞明,眼生翳膜,肝虚目暗,視物昏花に用いる.
成分情報フラボンとフラボノール Flavones & Flavonols
(*C1):
Buddleo-glucoside

薬理作用未詳.
適応症発熱, 緑内障
方剤希有処方に配合
参考文献CP2020: 中華人民共和国薬典 (2020年版) .
C1)和漢薬百科図鑑 Vol. Ⅱ, pp 112-113.
備考中国市場では密蒙花の他,老密蒙花,老蒙花と称される.わが国に輸入される密蒙花は上記正條品であるが,ときに多量の芫花 - ジンチョウゲ科/Thymelaeaceaeの フジモドキ Daphne genkwa Sieb. et Zucc. の花蕾] の混入 (約17%)が認められる.中国湖北省黄崗,四川省雲陽等に産する密蒙花は,ジンチョウゲ科/Thymelaeaceae の ミツマタ Edgeworthia chrysantha Lindl. の花蕾であって,通常「新蒙花」または「蒙花珠」と称している.中国市場にはこのものも多く出まわっている.
更新日2023/08/29