資料館生薬データベース

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生薬名

入手時名称大茴香
正式名称大茴香
日本語読みだいういきょう, Daiuikyō
現地読みDahuixiang
ラテン名Anisi Stellati Fructus (CP)
英語名Chinese Star Anise (CP), Star Anise
原植物名Illicium verum Hook. fil.
原植物科名Illiciaceae, シキミ科
薬用部位分類植物性生薬
細分類成熟果実
入手先情報日本, 大阪府, 新和物産
入手年月日1970/12/23
TMPW No1722

首都、省都または行政区域代表地点(都道府県庁所在地など)を表示しています。  
産地情報
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_san.png
34.6937378
135.50216509999996
入手先情報
日本,大阪府
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_nyu.png

学術情報データベース

一般生薬名大茴香, Dahuixiang, Anisi Stellati Fructus (CP2020), Chinese Star Anise (CP2020), Star Anise
生薬異名八角茴香, スターアニス
生薬画像
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原植物名Illicium verum Hook. fil.
原植物科名Illiciaceae, シキミ科
薬用部位成熟果実
選品形が大きく,赤かっ色の色の濃いものほど香気もよく,精油含量も高い(TN).
公定書薬典(2020)
臨床応用芳香性健胃,駆風,鎮痛薬として,腹満,嘔吐,寒疝腹痛,寒湿脚気などのに応用する.矯味,矯臭薬.ウイキョウ油の原料の1種 (Star-anise Oil).
医学体系中国医学
伝統医学的薬効分類温裏薬
薬効[性味] 辛,温.
[帰経] 肝、腎、脾、胃経.
[効能] 温陽散寒,理気止痛.
[主治] 寒疝腹痛,腎虚腰痛,胃寒嘔吐,脘腹冷痛に用いる.
成分情報脂肪酸関連化合物 Fatty acids related compounds
(*C1):
Dipentene, 脂肪油/fat oil

モノテルペノイド Monoterpenoids
(*C1):
Pinene, alpha-Phellandrene, beta-Phellandrene, 1,8-Cineol, Limonene

フェニルプロパノイド Phenylpropanoids
(*C1):
Anethole(精油(3-3.5%) の85~90%を占める), Safrole, Methyl chavicol

キノン Quinones
(*C1):
Hydroquinone monoethyl ether

フェノールカルボン酸誘導体 Phenol carbonate derivatives
(*C1):
Protocatechuic acid

その他の芳香族誘導体 Other aromatic derivatives
(*C1):
Anisketone, Anisaldehyde (= Anisic aldehyde), Anisic acid

成分 構造式


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薬理作用抗菌作用.
DNA配列AF163724
適応症腹満, 腹痛, 嘔吐, 腰痛
方剤希有処方に配合
同類生薬茴香,小茴香.
参考文献CP2020: 中華人民共和国薬典 (2020年版) .
C1)和漢薬百科図鑑 Vol. I, pp 189-190.
備考- 大茴香の効能は茴香(小茴香)に似ているが,大茴香は性が熱であり,中(内臓)を温める力が強い.寒を去り,疝を治療する.
- 日本産の同属植物 Ilicium religiosum Sieb. et Zucc. シキミの果実は大茴香に酷似しているが,有毒成分 anisatinを含有するので混用してはならない.
更新日2021/09/28