資料館生薬データベース

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生薬名

入手時名称枸杞子
正式名称枸杞子
日本語読みくこし, Kukoshi
現地読みGouqizi
ラテン名Lycii Fructus (JP), (CP)
英語名Lycium Fruit (JP), Barbary Wolfberry Fruit (CP)
原植物名Lycium barbarum L.1 or Lycium chinense Mill.2, ナガバクコ1 または クコ2
原植物科名Solanaceae, ナス科
薬用部位分類植物性生薬
細分類成熟果実
入手先情報日本, 大阪府, 新和物産
入手年月日1970/12/23
TMPW No1727

首都、省都または行政区域代表地点(都道府県庁所在地など)を表示しています。  
産地情報
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_san.png
34.6937378
135.50216509999996
入手先情報
日本,大阪府
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_nyu.png

学術情報データベース

一般生薬名枸杞子, Gouqizi, Lycii Fructus (JP18, CP2020), Lycium Fruit (JP18), Barbary Wolfberry Fruit (CP2020)
生薬異名寧夏枸杞,西枸杞,津枸杞
生薬画像
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原植物名Lycium chinense Miller1 or Lycium barbarum Linn.2, クコ1または ナガバクコ2
原植物画像
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原植物科名Solanaceae, ナス科
薬用部位成熟果実
選品ナガバクコの果実(西枸杞)が良品で,産量も多い.
公定書局外(1989), 薬典(2020), 日局18
臨床応用滋養,強壮薬として,肝腎を滋補し,虚老,腰膝の疼痛,無力感,めまい,頭暈,頭痛,消渇などに応用する.
医学体系中国医学
伝統医学的薬効分類補陰薬
薬効[性味] 甘,平.
[帰経] 肝、腎経.
[効能] 滋補肝腎,益精明目.
[主治] 虚労精虧,腰膝酸痛,眩暈耳鳴,陽萎遺精,内熱消渇,血虚萎黄,目昏不明に用いる.
成分情報カロテノイド Carotenoids
L. chinense (*C1,C2):
Zeaxanthin, Zeaxanthin dipalmitate (Physalien)

その他の含窒素化合物 Other nitrogen compounds
L. chinense (*C1):
Betaine (約/about 0.1%)

成分 構造式

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薬理作用血圧降下(アトロピンや迷走神経切除で抑制).四塩化炭素誘発の肝障害抑制.副交感神経遮断.
DNA配列AB051022, AB036550, AB036579, AB036608, AB036637, AB036543, AB036572; 伝統医薬データベース.
証類本草(中国古典)※画像をクリックすると本文の画像が表示されます
適応症頭のふらつき, めまい, 耳鳴り, 視力減退, 腰や膝がだるく無力, 疲労感, 精液漏れ, 多涙
方剤杞菊地黄丸
同類生薬地骨皮,枸杞葉
参考文献JP18: 第18改正日本薬局方.
CP2020: 中華人民共和国薬典 (2020年版) .
C1)和漢薬百科図鑑 Vol. I, pp 285-286.
C2)生薬学概論,p232.
備考- 中国では Lycium chinense の果実を「津枸杞」,L. barbarum の果実を「西枸杞」,「寧夏枸杞」と称する.『日本薬局方』ではこれら2種の果実が,『中華人民共和国薬典』では L. barbarum の果実のみが規定される.
- 「地骨皮」はこれらの根皮で,清熱薬にされる.幹皮も用いられることがある.
- 枸杞酒は疲労回復に応用される.
更新日2021/09/27