資料館生薬データベース

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生薬名

入手時名称東興八角
正式名称大茴香
日本語読みだいういきょう, Daiuikyō
現地読みDongxing Bajiao
ラテン名Anisi Stellati Fructus (CP)
英語名Chinese Star Anise (CP), Star Anise
原植物名Illicium verum Hook. fil.
原植物科名Illiciaceae, シキミ科
薬用部位分類植物性生薬
細分類成熟果実
入手先情報, 北京公司
TMPW No1741

学術情報データベース

一般生薬名大茴香, Dahuixiang, Anisi Stellati Fructus (CP2020), Chinese Star Anise (CP2020), Star Anise
生薬異名八角茴香, スターアニス
生薬画像
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原植物名Illicium verum Hook. fil.
原植物科名Illiciaceae, シキミ科
薬用部位成熟果実
選品形が大きく,赤かっ色の色の濃いものほど香気もよく,精油含量も高い(TN).
公定書薬典(2020)
臨床応用芳香性健胃,駆風,鎮痛薬として,腹満,嘔吐,寒疝腹痛,寒湿脚気などのに応用する.矯味,矯臭薬.ウイキョウ油の原料の1種 (Star-anise Oil).
医学体系中国医学
伝統医学的薬効分類温裏薬
薬効[性味] 辛,温.
[帰経] 肝、腎、脾、胃経.
[効能] 温陽散寒,理気止痛.
[主治] 寒疝腹痛,腎虚腰痛,胃寒嘔吐,脘腹冷痛に用いる.
成分情報脂肪酸関連化合物 Fatty acids related compounds
(*C1):
Dipentene, 脂肪油/fat oil

モノテルペノイド Monoterpenoids
(*C1):
Pinene, alpha-Phellandrene, beta-Phellandrene, 1,8-Cineol, Limonene

フェニルプロパノイド Phenylpropanoids
(*C1):
Anethole(精油(3-3.5%) の85~90%を占める), Safrole, Methyl chavicol

キノン Quinones
(*C1):
Hydroquinone monoethyl ether

フェノールカルボン酸誘導体 Phenol carbonate derivatives
(*C1):
Protocatechuic acid

その他の芳香族誘導体 Other aromatic derivatives
(*C1):
Anisketone, Anisaldehyde (= Anisic aldehyde), Anisic acid

成分 構造式


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薬理作用抗菌作用.
DNA配列AF163724
適応症腹満, 腹痛, 嘔吐, 腰痛
方剤希有処方に配合
同類生薬茴香,小茴香.
参考文献CP2020: 中華人民共和国薬典 (2020年版) .
C1)和漢薬百科図鑑 Vol. I, pp 189-190.
備考- 大茴香の効能は茴香(小茴香)に似ているが,大茴香は性が熱であり,中(内臓)を温める力が強い.寒を去り,疝を治療する.
- 日本産の同属植物 Ilicium religiosum Sieb. et Zucc. シキミの果実は大茴香に酷似しているが,有毒成分 anisatinを含有するので混用してはならない.
更新日2021/09/28