資料館生薬データベース

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生薬名

入手時名称小豆蔲
正式名称小豆蔲
日本語読みしょうずく, Shōzuku
ラテン名Cardamomi Fructus (JP)
英語名Cardamon (JP)
原植物名Elettaria cardamomum Maton
原植物科名Zingiberaceae, ショウガ科
薬用部位分類植物性生薬
細分類果実
TMPW No1819

学術情報データベース

一般生薬名小豆蔲, Xiaodoukou, Cardamomi Fructus (JP18), Cardamon (JP18)
生薬異名カルダモン,カルダモム
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原植物名Elettaria cardamomum Maton, Elettaria cardamomum Maton var. minuscula Burkill
原植物画像
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原植物科名Zingiberaceae, ショウガ科
薬用部位果実
選品種仁が充実し,芳香の強いものが良品(TN).
公定書日局18
臨床応用芳香健胃薬として胃腸薬の原料とする.漢方処方用薬として白豆蔲の代わりに用いられる.駆風薬.香辛料.
医学体系アーユルヴェーダ
成分情報脂質 Lipids
(*C1):
脂肪油 / fatty oil 1~2%

モノテルペノイド Monoterpenoids
(*C1,C2):
精油 / essential oil 2~8%:
d-alpha-Terpinyl acetate, 1,8-Cineole, Limonene, d-alpha-Terpineol, alpha-Pinene, Sabinene, Linalool, Nerolidol

その他 Others
(*C1):
Mn

成分 構造式

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薬理作用未詳.
DNA配列X84127
適応症消化不良, 腹痛, 嘔吐, 口渇, 喘息, 結石
方剤香砂養胃湯
同類生薬Ela (Ayurveda), 長形カルダモム,白豆蔲
参考文献JP18: 第18改正日本薬局方.
CP2020: 中華人民共和国薬典 (2020年版) .
C1) 和漢薬百科図鑑 Vol. I, pp 237-238.
C2) 生薬学概論,p324.
備考カルダモンは古来インドにおいて薬用とされ,香味料としてヨーロッパに伝えられたものである.その原植物の属名 Elettaria は Malabar 地方の土名であり,種名の cardamomum はギリシャ語の Kardia(心臓),Amomos(香料)に由来している.
商品には Malabar Cardamoms, Mysore Cardamoms, Mangalore Cardamoms がある.インドのアーユルヴェーダでは「Ela」と称し,芳香健胃,駆風,利尿薬として消化不良,腹痛,嘔吐,嘔気,口渇などに応用する.
長形カルダモム Wild Ceylon Cardamoms(Elettaria cardamomum Maton var. major Thwaiter)はスリランカ野生種の果実で,市場のカルダモム油の原料とする.
更新日2021/09/27