資料館生薬データベース
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学術情報データベース
一般生薬名 | 広東人参, Guangdongrenshen, Panacis Quinquefolii Radix (CP2020), American Ginseng (CP2020) | |||||
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生薬異名 | アメリカ人参, 西洋人参, 洋参, 泡参 | |||||
生薬画像 |
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原植物名 | Panax quinquefolius Linn., アメリカニンジン | |||||
原植物画像 |
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原植物科名 | Araliaceae, ウコギ科 | |||||
薬用部位 | 根 | |||||
公定書 | 薬典(2020) | |||||
臨床応用 | 強壮,強心,強精,健胃,補精,鎮静,抗疲労薬として広く使用される.胃の衰弱による新陳代謝機能の低下に振興薬として用い,病弱者の胃部停滞感,消化不良,嘔吐,胸痛,弛緩性下痢,食欲不振などに応用する. | |||||
医学体系 | 中国医学 | |||||
伝統医学的薬効 | 分類 | 補気薬 | ||||
薬効 | [薬性・性味] 甘、微苦,涼. [帰経] 心、肺、腎経. [効能] 補気養陰,清火生津. [主治] 気虚陰虧,虚熱煩倦,咳瑞痰血,内熱による糖尿病,口・喉の渇きに用いる. | |||||
成分情報 | トリテルペン系サポニン Triterpenoid saponins (*C1): サポニン配糖体約5% / saponin glycosides approx.5%: Ginsenoside Rb1,Ginsenoside Rg1,Ginsenoside Rg2, Ginsenoside Re, Ginsenoside Rb2, Ginsenoside Rc, Ginsenoside Rd, Ginsenoside Ra, Ginsenoside Ro | |||||
成分 構造式 |
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DNA配列 | 18SrRNA: D85172(*S1), matK: D89059(*S2), ITS:U41687, U41688, U41689 rbcL:U50250; 伝統医薬データベース. | |||||
適応症 | 倦怠感, 口渇, 咳嗽, 呼吸困難 | |||||
方剤 | 通常, 方剤としない | |||||
同類生薬 | 人参 (Ginseng),紅参 (Red Ginseng),竹節人参(Japanese Ginseng),三七人参 (Panax Notoginseng Root) | |||||
参考文献 | CP2020: 中華人民共和国薬典 (2020年版) . C1) 和漢薬百科図鑑 Vol. I, pp 4-5. S1) Biol.Pharm.Bull.,19,1530(1996). S2) Biol.Pharm.Bull.,20,765(1997). | |||||
備考 | アメリカ,カナダに産するアメリカ人参は香港を経てから東南アジア各地に出荷されるため「広東人参」の名前がつけられた.人参と同様に用いるが,薬性は人参が「平」であるのに対し,広東人参は「涼」である. | |||||
更新日 | 2021/09/27 | |||||