資料館生薬データベース

※画像をクリックすると、拡大して表示されます。
生薬名

入手時名称八月札
正式名称預知子
日本語読みよちし, Yochishi
現地読みBayuezha
ラテン名Akebiae Fructus (CP)
英語名Akebia Fruit (CP)
原植物名Akebia spp.
原植物科名Lardizabalaceae, アケビ科
薬用部位分類植物性生薬
細分類成熟果実
入手先情報香港, 永大行
入手年月日1976/11/00
TMPW No1916

学術情報データベース

一般生薬名預知子, Yuzhizi, Akebiae Fructus (CP2020), Akebia Fruit (CP2020)
生薬画像
More
※画像をクリックすると、拡大して表示されます。
原植物名Akebia quinata (Thunberg) Decaisne1, Akebia trifoliata (Thunberg) Koidzumi var. australis (Diels) Rehder, アケビ1
原植物画像
※画像をクリックすると、拡大して表示されます。
原植物科名Lardizabalaceae, アケビ科
薬用部位成熟果実
公定書薬典(2020)
臨床応用鎮痛消炎,利尿解毒薬として,胸脇疼痛,瘰癧,睾丸腫痛,月経痛に用いる.催生作用がある.日本の民間では乳汁不足,胃熱,淋病などに応用し,なまの果実は食用とする.
医学体系中国医学
伝統医学的薬効分類清熱解毒薬
薬効[性味] 苦,寒.
[帰経] 肝、胆、胃、膀胱経.
[効能] 疏肝理気,活血止痛,散結,利尿.
[主治] 脘脇脹痛,痛経経閉,痰核痞塊,小便不利に用いる.
成分情報トリテルペン系サポニン Triterpenoid saponins
A. quinata (*C1):
Akebia saponin A, Akebia saponin B, Akebia saponin C, Akebia saponin D, Akebia saponin E, Akebia saponin F, Akebia saponin G

成分 構造式

※画像をクリックすると、拡大して表示されます。
薬理作用未詳.
DNA配列AF197810, L12627, L31795, L37905, AF335305
証類本草(中国古典)※画像をクリックすると本文の画像が表示されます  訳文画像を表示
適応症胸脇が張って痛む, 月経痛, 睾丸腫痛, 小便不利, 蛇虫咬傷
方剤通常, 方剤としない
参考文献CP2020: 中華人民共和国薬典 (2020年版) .
C1)和漢薬百科図鑑 Vol. I, pp 322-323.
備考産地により, 「八月扎」 (江蘇, 浙江), 「八月瓜」 (四川), 「羊開口」, 「八月炸」 (湖南), 「玉支子」 (湖北), 「木通実」 (江蘇) などの呼称がある.催生作用があるので,妊婦は服用を慎むべきである.
更新日2022/02/01