資料館生薬データベース

※画像をクリックすると、拡大して表示されます。
生薬名

入手時名称女貞実
正式名称女貞子
日本語読みじょていし, Joteishi
現地読みYujungsil
ラテン名Ligustri Fructus (Non-JPS), Ligustrum Fruit (CP)
英語名Ligustrum Fruit (Non-JPS), Glossy Privet Fruit (CP)
原植物名Ligustrum lucidum W.T. Aiton, トウネズミモチ
原植物科名Oleaceae, モクセイ科
薬用部位分類植物性生薬
細分類成熟果実
入手先情報大韓民国(韓国), 大邱, 昌信堂漢薬房
入手年月日1973/09/00
TMPW No1921

首都、省都または行政区域代表地点(都道府県庁所在地など)を表示しています。  
産地情報
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_san.png
35.8714354
128.601445
入手先情報
大韓民国(韓国),大邱
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_nyu.png

学術情報データベース

一般生薬名女貞子, Nuzhenzi, Ligustri Fructus (Non-JPS2022), Ligustri Lucidi Fructus (CP2020), Ligustrum Fruit (Non-JPS2022), Glossy Privet Fruit (CP2020)
生薬画像
More
※画像をクリックすると、拡大して表示されます。
原植物名Ligustrum lucidum W.T. Aiton1 or Ligustrum japonicum Thunberg2, トウネズミモチ1 or ネズミモチ2
原植物画像
※画像をクリックすると、拡大して表示されます。
原植物科名Oleaceae, モクセイ科
薬用部位成熟果実
公定書局外(2022), 薬典(2020)
臨床応用滋養強壮薬として,体が陰虚であって内に熱感があるもの,腰膝が痛み軟弱なもの,目昏,耳鳴,心悸,不眠,便秘などに応用する.陰虚血燥の良薬.
医学体系中国医学
伝統医学的薬効分類補陰薬
薬効[性味] 甘、苦,涼.
[帰経] 肝、腎経.
[効能] 滋補肝腎,明目烏発.
[主治] 肝腎陰虚,眩暈耳鳴,腰膝酸軟,髭発早白,目暗不明,内熱消渇,骨蒸潮熱に用いる.
成分情報その他の脂肪族関連化合物 Other aliphatic and related compounds
L. japonicum (*C1):
Nonacosanol(種子/seed)

糖質 Sugar
L. japonicum (*C1):
alpha-Mannite(果皮,葉/pericarp,leaf)
L. lucidum (*C1):
alpha-Mannite(果実/fruit)

トリテルペノイド Triterpenoids
L. japonicum (*C1):
Oleanolic acid, Acetyl oleanolic acid(以上果皮/pericarp), Ursolic acid(葉,果皮/leaf,pericarp), Lupeol(種子/seed)
L. lucidum (*C1):
Oleanolic acid(果実/fruit)

ステロール Sterols
L. japonicum (*C1):
beta-Sitosterol(種子/seed)

フェニルプロパノイド Phenylpropanoids
L. japonicum (*C1):
Syringin(葉/leaf)

成分 構造式



※画像をクリックすると、拡大して表示されます。
薬理作用未詳.
証類本草(中国古典)※画像をクリックすると本文の画像が表示されます
適応症早期白髪, 腰や膝がだるく無力, 腰痛, 頭のふらつき, めまい, 視力減退, 目がかすむ, 動悸, 不眠
方剤希有処方に配合
参考文献Non-JPS2022: 日本薬局方外生薬規格2022.
CP2020: 中華人民共和国薬典 (2020年版) .
C1)和漢薬百科図鑑 Vol. I, pp 204-205.
備考かつて日本で生産された和女貞子はネズミモチ Ligustrum japonicum Thunb. の成熟果実であったが,現在ではほとんど市場性はない.トウネズミモチの葉は解熱,鎮痛の効があり,諸瘡に外用し,また眼疾,口瘡,腫痛を治す.
日本薬局方外生薬規格2018に初収載.
更新日2022/07/21