資料館生薬データベース
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学術情報データベース
一般生薬名 | 蓮肉, Lianrou, Nelumbis Semen (JP18, CP2020), Nelumbo Seed (JP18), Lotus Seed (CP2020) | |||||
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生薬異名 | 蓮子 (Lianzi) | |||||
生薬画像 |
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原植物名 | Nelumbo nucifera Gaertner, ハス | |||||
原植物画像 |
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原植物科名 | Nymphaeaceae, スイレン科 | |||||
薬用部位 | 種子 | |||||
公定書 | 日局18,薬典(2020) | |||||
臨床応用 | 鎮静,滋養強壮薬として下痢,遺精,心悸失眠などに応用する. | |||||
医学体系 | 中国医学 | |||||
伝統医学的薬効 | 分類 | 収渋薬 | ||||
薬効 | [性味] 甘、渋,平. [帰経] 脾、腎、心経. [効能] 補脾止瀉,止帯,益腎渋精,養心安神. [主治] 脾虚泄瀉,帯下,遺精,心悸失眠に用いる. | |||||
成分情報 | 少糖類 Oligosaccharides (*C1): 種子 / seed: Raffinose 多糖類 Polysaccharides (*C1): 種子 / seed: 澱粉 / starch アルカロイド Alkaloids (*C1): 芯,幼芽/plumula: Methylcorypalline, Lotusine chloride, Demethylcoclaurine, Isoliensinine, Liensinine, Neferine, N-Nornuciferine, O-Nornuciferine, (+)-Pronuciferine 花床/receptacle: d-(-)-N-Norarmepavine, Liriodenine, N-Nornuciferine, Nuciferine その他 Others (*C1): 種子の組成/composition of the seed:蛋白質/protein 16.6%, 脂肪/fat 2.0%, 炭水化物/carbohydrate 62.0%, Ca 0.089%, P 0.285%, Fe 0.0064% | |||||
成分 構造式 |
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薬理作用 | 平滑筋弛緩作用(アルコールエキス),抗腫瘍作用. | |||||
DNA配列 | M77033, M82396, M82397, M82398, M82399, M82400, M82401, M82402 | |||||
証類本草(中国古典) | ※画像をクリックすると本文の画像が表示されます | |||||
適応症 | 下痢, 不眠, 動悸, 精液漏れ, 不正性器出血, 帯下 | |||||
方剤 | 啓脾湯, 参苓白朮散, 清心蓮子飲 | |||||
広恵済急方(日本古典) Tips! | <蓮房> 2. 卒暴諸証: 突然発症する病 └ 2-2. 衂血: 鼻の孔(あな)より血出るなり 【疾患注釈】人卒に鼻孔中より血出て數升(すうしょう)に至る者あり、或は湧が如く出るあり、或は點滴(ほたほたと)出るあり、或は鮮血、或は敗絮(ふるわた)如くかたまりたるあり 【用法】蓮房を火に焼、末にして鼻孔の中へ管にて吹き込むべし <中巻15丁> | |||||
広恵済急方の植物画像 |
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関連情報 | 新訂和漢薬 | |||||
同類生薬 | 石蓮子(蓮実),蓮子心,蓮房,蓮鬚,荷葉,藕節 | |||||
参考文献 | JP18: 第18改正日本薬局方. CP2020: 中華人民共和国薬典 (2020年版) . C1) 和漢薬百科図鑑 Vol. I, pp 216-217. L1) 官準 広恵済急方 L2) 近世歴史資料集成第2期 (第9巻) 民間治療(2) p. 367. L3) 新訂 和漢薬 | |||||
備考 | 石蓮子はハスの成熟果実で,下痢,嘔吐などのため食欲の全くない状態を治すのに用いる.一般には堅い殼を去って蓮肉(種子)として用いる.その際芯を去って用いる. | |||||
更新日 | 2021/09/27 | |||||