資料館生薬データベース
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学術情報データベース
一般生薬名 | 豆豉, Douchi, Sojae Semen Preparatum (CP2020), Fermented Soybean (CP2020) | |||||
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生薬異名 | 淡豆豉 [dandouchi (CP)], 香豉 (xiangchi) | |||||
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原植物名 | Glycine max (L.) Merr., ダイズ | |||||
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原植物科名 | Leguminosae, マメ科 | |||||
薬用部位 | 成熟種子の発酵加工品 | |||||
公定書 | 薬典(2020) | |||||
臨床応用 | 消炎性健胃,消化,解熱,発汗薬として,胃のむかつき,心煩,不眠,熱病の初期に応用する. | |||||
医学体系 | 中国医学 | |||||
伝統医学的薬効 | 分類 | 辛涼解表薬 | ||||
薬効 | [性味] 苦、辛,涼. [帰経] 肺、胃経. [効能] 解表,除煩,宣発郁熱. [主治] 感冒,寒熱頭痛,煩躁胸悶,虚煩不眠に用いる. | |||||
成分情報 | 脂質 Lipids (*C1): 脂肪 糸引納豆(可食部100gあたりの成分量) (*C2): 脂質(10.0g) 糖質 Sugar 糸引納豆(可食部100gあたりの成分量) (*C2): 糖質(9.8g), 繊維(2.3g) ナフトキノン Naphthoquinones 糸引納豆(可食部100gあたりの成分量) (*C2): Vitamin K (870μg) ビタミンE (トコフェロール類) Vitamin E (Tocopherols) 糸引納豆(可食部100gあたりの効力) (*C2): Vitamin E(0.9mg) ペプチド Peptide (*C1): 蛋白質 プテリジン誘導体 Pteridine derivatives 糸引納豆(可食部100gあたりの成分量) (*C2): Vitamin B2(0.56mg) 簡単な含窒素化合物 Simple nitrogen containing compounds 糸引納豆(可食部100gあたりの成分量) (*C2): Vitamin B1(0.07mg), Vitamin B6(0.24mg) その他 Others 糸引納豆(可食部100gあたりの成分量) (*C2): 水分(59.5g), たんぱく質(16.5g), 灰分(1.9g), Ca(90mg), P(190mg). Fe(3.3mg), Na(2mg), K(660mg), Mg(100mg), Zn(1900μg), Cu(610μg), 水溶性食物繊維(2.3g). 不溶性食物繊維(4.4g) | |||||
薬理作用 | 未詳. | |||||
DNA配列 | AF142700, X02623, AJ011337, L36612, Z95552 | |||||
証類本草(中国古典) | ※画像をクリックすると本文の画像が表示されます | |||||
適応症 | 発熱, 悪寒, 頭痛, 無汗, 咽喉痛, 胸中が熱苦しくて不快, 不眠 | |||||
方剤 | 枳実梔子豉湯, 枳実梔子大黄豉湯, 梔子甘草豉湯, 梔子豉湯, 梔子生姜豉湯, 梔子大黄湯 | |||||
参考文献 | CP2020: 中華人民共和国薬典 (2020年版) . C1) 和漢薬百科図鑑 Vol. I, pp 218-219. C2) 四訂 食品成分表 2000(女子栄養大学出版部), pp 106-107, 516. | |||||
備考 | - 豆豉はいわゆる納豆の類で,温病の表剤の主薬である.現在日本で市販されているものは食用納豆を乾燥させたもので,良品ではない.漢方医の中には自家製造して用いる人もいる. - 薬典に記載された製法:桑葉と青蒿各70~100gを水で煎じ,ろ過した後得られた煎液を大豆1000gにかけて混ぜあわせる.煎液がすべて吸収された後,蒸す.温度が下がったら容器に移す.その豆の上にろ過の残渣をかけ,発酵させる.表面が黄色になったら取り出して,残渣を除去し,洗浄する.容器に入れ,15~20日間充分に発酵させ,香気が出てきたら取り出し,更に蒸してから干燥する. | |||||
更新日 | 2021/09/27 | |||||