資料館生薬データベース

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生薬名

入手時名称索牛子
正式名称牽牛子
日本語読みけんごし, Kengoshi
現地読みQianniuzi
ラテン名Pharbitidis Semen (JP), (CP)
英語名Pharbitis Seed (JP), (CP)
原植物名Pharbitis nil (L.) Choisy, アサガオ
原植物科名Convolvulaceae, ヒルガオ科
薬用部位分類植物性生薬
細分類種子
入手先情報日本, 大阪府, 三国商店
入手年月日1957/00/00
TMPW No2165

首都、省都または行政区域代表地点(都道府県庁所在地など)を表示しています。  
産地情報
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_san.png
34.6937378
135.50216509999996
入手先情報
日本,大阪府
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_nyu.png

学術情報データベース

一般生薬名牽牛子, Qianniuzi, Pharbitidis Semen (JP18, CP2020), Pharbitis Seed (JP18, CP2020)
生薬画像
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原植物名Pharbitis nil Choisy1 or Pharbitis purpurea (L.) Voigt2, アサガオ1 または マルバアサガオ2
原植物画像
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原植物科名Convolvulaceae, ヒルガオ科
薬用部位成熟種子
選品粒が大きくて水に沈むものが良品(TN).
公定書日局18,薬典(2020)
臨床応用緩下及び峻下薬,利尿薬として,腹水腫脹,二便不利,宿食積滞,大便秘結などに応用する.駆虫作用もある.胃弱の者,妊婦には使用不可.長期連用はさける.
医学体系中国医学
伝統医学的薬効分類峻下逐水薬
薬効[性味] 苦、寒;有毒.
[帰経] 肺、腎、大腸経.
[効能] 瀉水通便,消痰逐飲,殺虫攻積.
[主治] 水腫脹満,二便不通,痰飲積聚,気逆喘咳,虫積腹痛に用いる.
成分情報その他の脂肪族関連化合物 Other aliphatic and related compounds
(*C1):
Pharbitin 約/about 2% [pharbitic acid (ipurolic acid + glucose, rhamnose, quinovose) の糖部にtiglic adid, d-methyl-ethyl acetic acid, nilic acidが結合したもの]

植物ホルモン類 Plant hormones
(*C1):
Gibberellin (A3, A8, A26, A27, A29) およびそのglucoside(未熟種子/immature seed)
脂肪油約/fatty oil about 11%

成分 構造式


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薬理作用瀉下,腎機能賦活.
DNA配列AF110949, U38310, AF110947, AF110948
証類本草(中国古典)※画像をクリックすると本文の画像が表示されます
適応症水腫, 腹水, 尿量減少, 便秘, 腹痛, 咳嗽, 回虫
方剤駆風解毒散, 八味疝気方
広恵済急方(日本古典) 

Tips!

<牽牛葉>
3. 外傷の類: 怪我や蟲獣(むし、けだもの)に咬まれる等の外傷
 └ 3-11. 諸獣囓傷
: 獣に噛まれる、鼠に咬まれる
【疾患注釈】鼠に咬(かまれ)たる
【用法】牽牛葉を揉て、咬處に傳(つけ)べし <中巻86丁>
関連情報新訂和漢薬
参考文献JP18: 第18改正日本薬局方.
CP2020) 中華人民共和国薬典 (2020年版) .
C1) 和漢薬百科図鑑 Vol. I, pp 302-304.
L1) 官準 広恵済急方.
L2) 近世歴史資料集成第2期 (第9巻) 民間治療(2).
L3) 新訂 和漢薬.
備考牽牛子には,種皮の色が黒色と白色の2種があるが,薬用には一般に黒色品(作用が激しい)が多く用いられる.
日本薬局方では アサガオ Pharbitis nil の種子のみが規定される.緩下薬として0.1g/回,1~3回/日,分量を増やせば峻下薬となる.
原植物である2種はサワマイモ属に含めて,Ipomoea nil (L.) Roth,I. purpurea (L.) Roth と記載される場合もある.
更新日2023/02/28