資料館生薬データベース

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生薬名

入手時名称玫瑰花
正式名称玫瑰花
日本語読みまいかいか, Maikaika
現地読みMeiguihua
ラテン名Rosae Rugosae Flos (CP)
英語名Rose Flower (CP)
原植物名Rosa rugosa Thunb. var. plena Regel, マイカイ
原植物科名Rosaceae, バラ科
薬用部位分類植物性生薬
細分類花蕾
入手先情報香港
TMPW No2266

学術情報データベース

一般生薬名玫瑰花, Meiguihua, Rosae Rugosae Flos (CP2020), Rose Flower (CP2020)
生薬画像
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原植物名Rosa rugosa Thunberg var. plena Regel, マイカイ
原植物画像
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原植物科名Rosaceae, バラ科
薬用部位花蕾
公定書薬典(2020)
臨床応用血行,調経,抗炎症薬として,肝胃痛,乳癰腫毒,月経不調,リウマチ,打撲症などに応用する.現在では薬用より,茶に混入したり,ローズ油の原料とする.
医学体系中国医学
伝統医学的薬効分類理気薬
薬効[性味] 甘、微苦,温.
[帰経] 肝、脾経.
[効能] 行気解郁,和血,止痛.
[主治] 肝胃気痛,食少嘔悪,月経不調,打撲傷痛に用いる.
成分情報その他の脂肪族関連化合物 Other aliphatic and related compounds
R. rugosa (*C1):
Nonyl alcohol, Heptyl alcohol, Nonyl aldehyde, Nonalactone

モノテルペノイド Monoterpenoids
R. rugosa (*C1):
Nerol, Citronellol, Geraniol, Linalool, Eugenol

その他の芳香族化合物 Other aromatic compounds
R. rugosa (*C1):
Phenylethyl alcohol, Benzyl alcohol, Phenylethyl acetate, Benzyl formate, Benzaldehyde, Phenylacetic acid, Benzoic acid

成分 構造式

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薬理作用未詳.
DNA配列AB011989, AB038444, AB039296
適応症気鬱, 食欲不振, 月経不順, リウマチ, 打撲
方剤希有処方に配合
参考文献CP2020: 中華人民共和国薬典 (2020年版) .
C1) 和漢薬百科図鑑 Vol. Ⅱ, p 118.
備考日本にも自生するハマナス Rosa rugosa Thunb. と同一種とされたこともあったが,花が重弁で,茎の刺がやや少なく,小葉は鋭頭または鈍頭で,ハマナスの変種として取扱われている.日本でも栽培されるが,生薬としての生産はない.
更新日2023/09/27