資料館生薬データベース

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生薬名

入手時名称桜皮
正式名称桜皮
日本語読みおうひ, Ohi
現地読みohhi
ラテン名Pruni Cortex
英語名Cherry Bark
原植物名Prunus jamasakura Sieb. ex Koidz., Prunus verecunda Koehne, or allied plants, ヤマザクラ, カスミザクラ 又はその他近縁植物
原植物科名Rosaceae, バラ科
薬用部位分類植物性生薬
細分類樹皮
入手先情報日本, 大阪府, (株)栃本天海堂Tochimoto Tenkaidou Co.,Ltd.
入手年月日1979/01/00
TMPW No2405

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産地情報
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_san.png
34.6937378
135.50216509999996
入手先情報
日本,大阪府
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_nyu.png

学術情報データベース

一般生薬名桜皮, Ōhi, Pruni Cortex (JP18), Cherry Bark (JP18)
生薬画像
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原植物名Prunus jamasakura Siebold ex Koidzumi1 or Prunus verecunda Koehne2, ヤマザクラ1,カスミザクラ2,その他サクラ属
原植物画像
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原植物科名Rosaceae, バラ科
薬用部位樹皮,一般に周皮を除く.
公定書局外(1989), 日局18
臨床応用解毒薬として,食中毒,急性胃カタル(食傷),痢疾,湿疹,蕁麻疹に応用する.その他鎮咳,去痰薬とする.
成分情報フラボンとフラボノール Flavones & Flavonols
(*C1):
Glucogenkwanin

フラバノンとジヒドロフラボノール Flavanones & Dihydroflavonols
(*C1):
Sakuranin

成分 構造式

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薬理作用鎮咳,去痰作用(エキス). 解毒作用は未詳.
DNA配列AF179514, AF179512, AF314014, AF179513, AF143530
適応症食物中毒, 胃カタル, 痢疾, 湿疹, 蕁麻疹, 咳嗽
方剤十味敗毒湯
広恵済急方(日本古典) 

Tips!

6. 諸物中毒: 諸毒にあたる類
└ 6-4. 中魚介禽獣肉毒
: 魚介、禽獣類の肉、他諸毒にあたる
 └ 鰹魚毒中: 鰹の毒に中(あた)りたる。凢(おおよそ)鰹の毒に中(あたり)たるは、冷水を服すべからず
【用法】櫻の葉又は櫻の子(み)煎じ服す、子(み)は其の侭(まま)嚼(かみ)て良 <下巻56丁>
関連情報新訂和漢薬
同類生薬樸樕
参考文献JP18: 第18改正日本薬局方.
C1) 和漢薬百科図鑑 Vol. II, pp 160-161.
備考日本の民間薬として開発されたもので,江戸時代の民間療法の書物(救民単方,諸国古伝秘方,経験四方,奇方録,妙薬博物筌など)に多く収載される.華岡青洲の『瘍家方筌』の「十味敗毒湯」に,樸樕(クヌギ,ナラ,カシワなどQuercus属の樹皮)の代用として桜皮を用いる.
更新日2021/10/22