資料館生薬データベース

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生薬名

入手時名称防已
正式名称防已
日本語読みぼうい, Boi
現地読みfangji
ラテン名Radix Stephaniae Tetrandrae
英語名Fourstamen Stephania Root
原植物名Stephania tetrandra S. Moore, シマハスノハカズラ
原植物科名Menispermaceae, ツヅラフジ科
薬用部位分類植物性生薬
細分類
産地情報中華人民共和国
入手先情報中華人民共和国, 北京, 北京医学院
入手年月日1981/03/02
TMPW No241

首都、省都または行政区域代表地点(都道府県庁所在地など)を表示しています。  
産地情報
中華人民共和国
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_san.png
39.90419989999999
116.40739630000007
入手先情報
中華人民共和国,北京
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_nyu.png

学術情報データベース

一般生薬名防已 (中国産/CN production), Fangji, Stephaniae Tetrandrae Radix (CP2015), Fourstamen Stephania Root (CP2015)
生薬異名粉防已, 漢防已, 瓜防已
生薬画像
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原植物名Stephania tetrandra S. Moore (広防已 [Guangfangji]: Aristolochia fanchi Y.C.Wu ex L.D.Chou et S.M.Hwang), シマハスノハカズラ
原植物科名Menispermaceae, ツヅラフジ科
薬用部位
公定書薬典 (2015)
臨床応用利尿,鎮痛薬として,神経痛,リウマチ,関節炎,水腫などに応用する.
医学体系中国医学
伝統医学的薬効分類去風湿薬
薬効[薬性・性味] 苦,寒.
[帰経] 膀胱、肺経.
[効能] 去風止痛,利水消腫.
[主治] 風湿痺痛,水腫脚気,小便不利,湿疹瘡毒に用いる.
成分情報セスキテルペノイド Sesquiterpenoids
A. fangchi (*C1):
Aristolochic acid-I

イソキノリンアルカロイド Isoquinoline alkaloids
S. tetrandra (*C1):
Tetrandrine, Dimethyltetrandrine, Fangchinoline

成分 構造式


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薬理作用抗炎症,鎮痛,利尿作用.抗高血圧,抗ACE作用(Bisbenzylisoquinoline alkaloids).
DNA配列AJ303202, AF206855, L12630, L24083; 伝統医薬データベース.
証類本草(中国古典)※画像をクリックすると本文の画像が表示されます
適応症リウマチ, 関節炎, 関節痛, 口渇, 浮腫, 肺水腫, 腹水, 脚気, 湿疹, 小便不利, 高血圧症, 皮膚疾患
方剤黄連消毒飲, 小続命湯, 舒筋立安散, 清湿湯, 増損木防已湯, 疎経活血湯, 肺疳方, 防已散, 防已湯, 防已黄耆湯, 防已地黄湯, 防已茯苓湯, 木防已湯, 木防已去石膏加茯苓芒硝湯, 六物附子湯
同類生薬防已(日本産), 青風藤, 木防已,広防已,漢中防已(「備考」参照)
参考文献C1)和漢薬百科図鑑 Vol. I, pp 78-81.
備考『中華人民共和国薬典 2015年版』には「防已」として  Stephania tetrandra の根が規定される.2000年版では「広防已」として Aristolochia fangchi の根が規定されていた.「広防已」(Guangfangji, Radix Aristolochiae Fangchi, Southern Fangchi Root) は去風止痛,清熱利水薬として,湿熱身痛,風湿痺痛,下肢水腫,小便不利に応用する.「防已(粉防已)」は利水に傾り,「広防已」は去風の力が勝るとされる.他に Aristolochia heterophylla の根に由来する「漢中防已」がある.ウマノスズクサ科の Aristolochia (アリストロキア)属植物にはアリストロキア酸が含まれ,この成分により腎障害が引き起こされることが知られている.
なお,防已は防己(ボウキ)とも言われる.
更新日2020/08/14