資料館生薬データベース

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生薬名

入手時名称杜仲
正式名称杜仲
日本語読みとちゅう, Tochū
現地読みDujung
ラテン名Eucommiae Cortex (JP), (CP)
英語名Eucommia Bark (JP), (CP)
原植物名Eucommia ulmoides Oliv., トチュウ
原植物科名Eucommiaceae, トチュウ科
薬用部位分類植物性生薬
細分類樹皮
産地情報大韓民国(韓国)
TMPW No2411

学術情報データベース

一般生薬名杜仲, Duzhong, Eucommiae Cortex (JP18, CP2020), Eucommia Bark (JP18, CP2020)
生薬画像
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原植物名Eucommia ulmoides Oliver , トチュウ
原植物画像
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原植物科名Eucommiaceae, トチュウ科
薬用部位樹皮
選品樹皮が厚く,潤いがあり,横に折って引き伸ばす時に銀白色の綿状糸を多く出すものが良品(TN).
公定書日局18,薬典(2020)
臨床応用強壮,強精,鎮痛,降圧薬として,腎虚,腰膝の疼痛,妊婦の腰重,足膝軟弱,胎動流産,高血圧症などに応用する.
医学体系中国医学
伝統医学的薬効分類補陽薬
薬効補[性味] 甘,温.
[帰経] 肝、腎経.
[効能] 補肝腎,強筋骨,安胎.
[主治] 肝腎不足,腰膝酸痛,筋骨無力,頭暈目眩,妊娠漏血,胎動不安に用いる.
成分情報その他の脂肪族関連化合物 Other aliphatic and related compounds
(*C1):
Eucommiol
(*C3):
1-Deoxyeucommiol(葉/leaf)

モノテルペノイド Monoterpenoids
iridoids:
(*C1):
Aucubin, Harpagide acetate, Ulmoside (= Aucubigenin-1-beta-isomaltose), Geniposide, Geniposidic acid

リグナンとネオリグナン Lignans & Neolignans
(*C1,C2):
d-Pinoresinol di-O-beta-D-glucopyranoside, Liriodendrin, d-Pinoresinol O-beta-D-glucopyranoside, d-Medioresinol di-O-beta-D-glucopyranoside

成分 構造式

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薬理作用副交感神経興奮様作用(水エキス).
DNA配列L01917,L54066
証類本草(中国古典)※画像をクリックすると本文の画像が表示されます
適応症腰や膝がだるく無力, 腰痛, インポテンツ, 頻尿, 不正性器出血, 習慣性流産, 胎動不安, 高血圧症
方剤痿証方, 加減八物湯, 加味四物湯, 芎帰補中湯, 大百中飲, 大防風湯, 補陰湯
同類生薬杜仲葉
参考文献JP18: 第18改正日本薬局方.
CP2020: 中華人民共和国薬典 (2020年版) .
C1)和漢薬百科図鑑 Vol. II, pp 142-144.
C2)生薬学概論, pp 319-320.
C3)Shoyakugaku Zasshi,42,76(1988).
備考杜仲葉は杜仲の葉で,近年「杜仲葉茶」,「杜仲茶」と称して,健康食品として市販される.利尿,代謝機能促進作用などが報告されている.なお,台湾産杜仲はニシキギ科のトゲミノマサキ Euonymus trichocarpus Hayata の樹皮である.
更新日2021/09/27