資料館生薬データベース

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生薬名

入手時名称海桐皮
正式名称海桐皮
日本語読みかいとうひ, Kaitōhi
現地読みHaitongpi
ラテン名Erythrinae Cotex
原植物名Kalopanax pictus (Thunb.) Nakai, ハリギリ
原植物科名Araliaceae, ウコギ科
薬用部位分類植物性生薬
細分類樹皮
入手先情報中華人民共和国, 江蘇省南京, 同仁堂
入手年月日1980/06/07
TMPW No2526

首都、省都または行政区域代表地点(都道府県庁所在地など)を表示しています。  
産地情報
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_san.png
32.060255
118.796877
入手先情報
中華人民共和国,江蘇省南京
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_nyu.png

学術情報データベース

一般生薬名海桐皮, Haitongpi, Erythrinae Cortex
生薬画像
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原植物名Erythrina indica L. = Erythrina variegata L. var. orientalis (L.) Merr., デイゴ
原植物画像
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原植物科名Leguminosae, マメ科
薬用部位樹皮
臨床応用収斂,鎮痛薬として,霍乱,赤白下痢,風湿痺痛,脚気,腰膝の痛みなどに応用する.特に腿部の熱痛に著効がある.また皮膚疥癬や歯痛に外用する.
医学体系中国医学
伝統医学的薬効分類去風湿薬
成分情報トリテルペノイド Triterpenoids
Kalopanax pictus (*C1):
Hederagenin(樹皮/bark)

アルカロイド Alkaloids
E. indica (*C1):
葉/leaf: l-Reticuline, N-Nororientaline, dl-Scoulerine, d-Coreximine, Erybidine
Erythrina spp.(*C1):
種子/seed: Hypaphorine, Erysotrine

成分 構造式



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薬理作用海桐皮(Erythrina sp.)の水浸剤(1:3)は試験管内において数種の皮膚真菌に対し,程度の差はあるがすべて抑制作用がある.またブドウ状球菌に対しても抑制作用がある.
証類本草(中国古典)※画像をクリックすると本文の画像が表示されます
適応症下痢, 脚気, 腰痛, 皮膚疾患, 歯痛
方剤希有処方に配合
参考文献C1)和漢薬百科図鑑 Vol. Ⅱ, pp 154-156.
備考華南一帯では,ミカン科(Rutaceae)のカラスザンショウ Zanthoxylum ailanthoides Sieb. et Zucc. = Fagara ailanthoides Engler の樹皮,江蘇,浙江省一帯ではウコギ科(Araliaceae)のハリギリ Kalopanax pictus (Thunb.) Nakai の樹皮を「上海樹皮」と称して用いている.また台湾ではパンヤ科(Bombacaceae)のキワタノキ Bombax malabaricum DC. = Gossampinus malabarica (DC.) Merrill の樹皮を「海桐皮」と称している.韓国産海桐皮はハリギリ K. pictus Nakai の樹皮である.
更新日2020/10/06