資料館生薬データベース

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生薬名

入手時名称寒水石
正式名称寒水石
日本語読みかんすいせき, Kansuiseki
現地読みHanshuishi
ラテン名Glauberitum
英語名Glauberite
原植物名Na2Ca(SO4)2
薬用部位分類鉱物性生薬
細分類鉱物
入手先情報日本, 大阪府, ㈱栃本天海堂
入手年月日2005/11/7
蒐集者伏見裕利
TMPW No25300

首都、省都または行政区域代表地点(都道府県庁所在地など)を表示しています。  
産地情報
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_san.png
34.6937378
135.50216509999996
入手先情報
日本,大阪府
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_nyu.png

学術情報データベース

一般生薬名寒水石, Hanshuishi, Glauberitum, Glauberite
生薬異名凝水石(Ningshuishi
生薬画像
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原植物名Glauberite,Na2Ca(SO4)2, 石灰芒硝
薬用部位鉱物
臨床応用止渇,利尿,消炎,解熱薬として,熱があって煩渇,口乾舌燥,歯牙痛,小便不利,小児の丹毒などに応用する.
医学体系中国医学
伝統医学的薬効分類清熱瀉火薬
成分情報その他 Others
方解石(CaCO3) (*C1):
CaCO3, CaO, CO2, Mg, Fe, Mn, Zn, St
Gypsum Rubrum (*C1):
CaSO4・2H2O, Fe+++, Fe++, Al+++

薬理作用未詳.
適応症口渇, 小便不利, 歯痛, 水腫, 発熱
方剤風引湯
参考文献C1)和漢薬百科図鑑 Vol. Ⅱ, pp 376-377.
備考古代の寒水石は天然の石灰芒硝 Glauberite Na2Ca(SO4)2であった.しかし,近年市場の寒水石は方解石および石膏であり,特に方解石(CaCO3)が良く用いられている.これは前述のごとく真の寒水石ではなく,張仲景の処方に用いられたものは石灰芒硝であった.よろしく誤りを正すべきで,現在の市場品名を方解石と改めるべきである.
更新日2021/01/18