資料館生薬データベース

※画像をクリックすると、拡大して表示されます。
生薬名

入手時名称ケツメイシ
正式名称決明子
日本語読みけつめいし, Ketsumeishi
ラテン名Cassiae Semen (JP), (CP)
英語名Cassia Seed (JP), (CP)
原植物名Cassia obtusifolia L.1 or Cassia tora L.2, エビスグサ1 又は コエビスグサ2
原植物科名Leguminosae, マメ科
薬用部位分類植物性生薬
細分類種子
入手先情報日本, 大阪府, ㈱栃本天海堂
入手年月日2007/5/15
蒐集者小松かつ子
TMPW No25418

首都、省都または行政区域代表地点(都道府県庁所在地など)を表示しています。  
産地情報
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_san.png
34.6937378
135.50216509999996
入手先情報
日本,大阪府
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_nyu.png

学術情報データベース

一般生薬名決明子, Juemingzi, Cassiae Semen (JP18, CP2020), Cassia Seed (JP18, CP2020)
原植物名Cassia obtusifolia Linn.1 or Cassia tora Linn.2, エビスグサ1又は コエビスグサ2
原植物画像
More
※画像をクリックすると、拡大して表示されます。
原植物科名Leguminosae, マメ科
薬用部位種子
選品黒褐色で光沢の強いものが良品.C. tora は豆角が小さく稜角が顕著で,側面の縦紋が臍まで達する(TN).
公定書日局18,薬典(2020)
臨床応用緩下,整腸,利尿薬として,充実した体質の人の便通を整え,血圧を下げるのに応用される.民間的に「ハブ茶」と称し,お茶代わりに常用される.中国では緑内障,とり目,そこひ,目赤腫痛などにも応用される.
医学体系中国医学
伝統医学的薬効分類平肝熄風薬
薬効[性味] 甘、苦、鹹.
[帰経] 肝、大腸経.
[効能] 清熱明目,潤腸通便.
[主治] 目赤渋痛,羞明多泪,頭痛眩暈,目暗不明,大便秘結に用いる.
成分情報アントラキノン Anthraquinones
(*C1):
Emodin, Obtusifolin, Obtusin, Chryso-obtusin, Aurantio-obtusin,
およびそれらの配糖体/ and their glycosides
(*C2):
Chrysophanol, Physcion

gammaーピロン類 gamma-Pyrone derivatives
(*C1):
Rubrofusarin, nor-Rubrofusarin, Rubrofusarin gentiobioside
(*C2):
Cassiaside

イソクマリン類 Isocoumarins
(*C1):
Toralactone

ナフタレン系化合物 Naphthalenes
(*C1):
Torachrysone

成分 構造式




※画像をクリックすると、拡大して表示されます。
薬理作用血圧降下,胃液分泌抑制,抗菌(黄色ブドウ球菌).
DNA配列U74195
証類本草(中国古典)※画像をクリックすると本文の画像が表示されます
適応症目の充血, 頭痛, いらいら, 視神経萎縮, 網膜変性, 視力減退, 習慣性便秘, 便秘, 眼痛
方剤洗肝明目湯
同類生薬土決明子:種子が腎臓形,ハブソウ Cassia occidentalis L.,C. torosa Cav.,ホソバハブソウ C. sophora L. の3種が基源
参考文献JP18: 第18改正日本薬局方.
CP2020: 中華人民共和国薬典 (2020年版) .
C1)和漢薬百科図鑑 Vol. I, pp 223-224.
C2)生薬学概論, pp 282-283.
更新日2023/02/21