資料館生薬データベース

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生薬名

入手時名称紫丹香
正式名称白檀
日本語読みびゃくだん, Byakudan
現地読みJidansyang
ラテン名Santali Albi Lignum (CP), Santali Lignum
英語名Sandalwood (CP)
原植物名Santalum album Linn., ビャクダン
原植物科名Santalaceae, ビャクダン科
薬用部位分類植物性生薬
細分類心材
入手先情報大韓民国(韓国), 大邱
入手年月日1971/04/00
TMPW No2548

首都、省都または行政区域代表地点(都道府県庁所在地など)を表示しています。  
産地情報
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_san.png
35.8714354
128.601445
入手先情報
大韓民国(韓国),大邱
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_nyu.png

学術情報データベース

一般生薬名白檀, Baitan, Santali Albi Lignum (CP2020), Sandalwood (CP2020)
生薬異名檀香(Tanxiang
生薬画像
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原植物名Santalum album Linn., ビャクダン
原植物科名Santalaceae, ビャクダン科
薬用部位心材
選品重質で淡紫かっ色,香気に富んだものが良品(TN).
公定書薬典(2020)
臨床応用健胃,鎮痛薬として脘腹の疼痛,嘔吐,噎膈(のどのつまる病)などの症に用う.現在では一般に薫香料の白檀油製造原料とする.白檀油はかつて治淋薬として用いられた.
医学体系中国医学
伝統医学的薬効分類理気薬
薬効[性味] 辛,温.
[帰経] 脾、胃、心、肺経.
[効能] 行気温中,閉胃止痛.
[主治] 寒凝気滞,胸膈不舒,胸痹心痛,脘腹疼痛,嘔吐食少に用いる.
成分情報テルペノイド(精油) Terpenoids (Essential oils)
(*C1):
alpha-Santalol, beta-Santalol, Teresantalol, Acetylsantalol, Santene, Santenone, Santenon alcohol, alpha-Santalene, beta-Santalene, Santalic acid, Teresantalic acid, Santalin A, Santalin B, Desoxysantalin

成分 構造式




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薬理作用白檀油はマウス,家兎に対し麻痺的に作用し,局所刺激性を有し,皮下注射すると化膿あるいは組織壊死をきたす.家兎の摘出腸管に対し麻痺作用があり,利尿作用,白血球数増加作用がある.白色ブドウ状球菌は発育障害をうけるが,大腸菌は影響がない.
DNA配列AY042650, L26077, L24416
証類本草(中国古典)※画像をクリックすると本文の画像が表示されます  訳文画像を表示
適応症胃腸障害, 淋疾, 気鬱, 胸痛, 胃痛, 食欲不振, 狭心症
方剤希有処方に配合
同類生薬沈香
参考文献CP2020: 中華人民共和国薬典 (2020年版) .
C1)和漢薬百科図鑑 Vol. Ⅱ, pp 180-181.
備考オーストラリア西部に産する同属の Santalum spicatum A. DC. = S. cygnorum Miq. の精油は Swan River Sandal Oil と称し,白檀油の代用とする.
更新日2023/03/03