資料館生薬データベース

※画像をクリックすると、拡大して表示されます。
生薬名

入手時名称白丹香
正式名称白檀
日本語読みびゃくだん, Byakudan
現地読みBaidansyang
ラテン名Santali Albi Lignum (CP), Santali Lignum
英語名Sandalwood (CP)
原植物名Santalum album Linn., ビャクダン
原植物科名Santalaceae, ビャクダン科
薬用部位分類植物性生薬
細分類心材
入手先情報大韓民国(韓国)
TMPW No2550

学術情報データベース

一般生薬名白檀, Baitan, Santali Albi Lignum (CP2020), Sandalwood (CP2020)
生薬異名檀香(Tanxiang
生薬画像
More
※画像をクリックすると、拡大して表示されます。
原植物名Santalum album Linn., ビャクダン
原植物科名Santalaceae, ビャクダン科
薬用部位心材
選品重質で淡紫かっ色,香気に富んだものが良品(TN).
公定書薬典(2020)
臨床応用健胃,鎮痛薬として脘腹の疼痛,嘔吐,噎膈(のどのつまる病)などの症に用う.現在では一般に薫香料の白檀油製造原料とする.白檀油はかつて治淋薬として用いられた.
医学体系中国医学
伝統医学的薬効分類理気薬
薬効[性味] 辛,温.
[帰経] 脾、胃、心、肺経.
[効能] 行気温中,閉胃止痛.
[主治] 寒凝気滞,胸膈不舒,胸痹心痛,脘腹疼痛,嘔吐食少に用いる.
成分情報テルペノイド(精油) Terpenoids (Essential oils)
(*C1):
alpha-Santalol, beta-Santalol, Teresantalol, Acetylsantalol, Santene, Santenone, Santenon alcohol, alpha-Santalene, beta-Santalene, Santalic acid, Teresantalic acid, Santalin A, Santalin B, Desoxysantalin

成分 構造式




※画像をクリックすると、拡大して表示されます。
薬理作用白檀油はマウス,家兎に対し麻痺的に作用し,局所刺激性を有し,皮下注射すると化膿あるいは組織壊死をきたす.家兎の摘出腸管に対し麻痺作用があり,利尿作用,白血球数増加作用がある.白色ブドウ状球菌は発育障害をうけるが,大腸菌は影響がない.
DNA配列AY042650, L26077, L24416
証類本草(中国古典)※画像をクリックすると本文の画像が表示されます  訳文画像を表示
適応症胃腸障害, 淋疾, 気鬱, 胸痛, 胃痛, 食欲不振, 狭心症
方剤希有処方に配合
同類生薬沈香
参考文献CP2020: 中華人民共和国薬典 (2020年版) .
C1)和漢薬百科図鑑 Vol. Ⅱ, pp 180-181.
備考オーストラリア西部に産する同属の Santalum spicatum A. DC. = S. cygnorum Miq. の精油は Swan River Sandal Oil と称し,白檀油の代用とする.
更新日2023/03/03