資料館生薬データベース

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生薬名

入手時名称鶏血藤
正式名称鶏血藤
日本語読みけいけっとう, Keikettō
現地読みJixueteng
ラテン名Spatholobi Caulis (CP), Mucunae Caulis
英語名Suberect Spatholobus Stem (CP), Mucuna Stem
原植物名Spatholobus spp.
原植物科名Leguminosae, マメ科
薬用部位分類植物性生薬
細分類
入手先情報香港, 永大行
入手年月日1974/12/25
TMPW No2552

学術情報データベース

一般生薬名鶏血藤, Jixueteng, Spatholobi Caulis (CP2020), Mucunae Caulis, Suberect Spatholobus Stem (CP2020), Mucuna Stem
生薬画像
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原植物名Spatholobus suberectus Dunn1, Mucuna birdwoodiana Tutcher2, ミツカトウ1, シロバナユマトウ2
原植物画像
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原植物科名Leguminosae, マメ科
薬用部位
公定書薬典(2020)
臨床応用補血,強壮,鎮痛薬として,月経不調,腰膝の疼痛,リウマチ,手足の麻痺などに応用する.
医学体系中国医学
伝統医学的薬効分類活血去瘀薬
薬効[性味] 苦、甘,温.
[帰経] 肝、腎経.
[効能] 活血補血,調経止痛,舒筋活絡.
[主治] 月経不調,痛経,経閉,風湿痺痛,麻木瘫痪(しびれと麻痺),血虚萎黄に用いる.
成分情報リグナンとネオリグナン Lignans & Neolignans
Kadsura heteroclita (*C1):
Kadsurin, Interiorin, Heteroclitin A, Heteroclitin B, Heteroclitin C, Heteroclitin D, Heteroclitin E

その他 Others
Milletia dielsiana (*C1):
Milletol

成分 構造式



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薬理作用未詳.鶏血藤のブドウ状球菌に対し抑制作用があるという報告があるが,この実験に用いられた鶏血藤の原植物はニシキギ科/Celastraceae の Tripterygium wilfordii Hook.fil. (クロズル属) であった.Kadsura heteroclita の EtOH エキスに抗酸化作用が認められ,肝臓中の SOD などの抗酸化酵素系の活性化作用がある.
証類本草(中国古典)※画像をクリックすると本文の画像が表示されます
適応症月経不順, リウマチ, 麻痺
方剤希有処方に配合
参考文献CP2020: 中華人民共和国薬典 (2020年版) .
C1)和漢薬百科図鑑 Vol. Ⅱ, pp 170-172.
備考広東,広西の一部の地区では,マメ科の Millettia nitida Benth. の茎を鶏血藤,血節藤,血藤,血筋藤などと称する.また江西省の豊城,雲南省鳳慶,四川省などに産する鶏血藤は Millettia dielsiana Harms の茎であり,豊城鶏血藤(江西),貫腸血藤(四川)とも称する.その他鶏血藤と称する商品は非常に種類が多い.
江西,陜西,河北,山東,山西,内蒙古,東北諸省などでは 血藤科/Sargentodoxaceae の Sargentodoxa cuneata (Oliv.) Rehd. et Wils. (= Holboellia cuneata Oliv.) 大血藤の茎を「鶏血藤」として用いる場合があるが,このものは元来大血藤,紅藤,活血藤,大活血,花血藤,血藤,血木通などと称するもので,混用すべきものではない.
更新日2023/10/02