資料館生薬データベース

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生薬名

入手時名称狼毒
正式名称狼毒
日本語読みろうどく, Rōdoku
現地読みHonglangdu
ラテン名Stellerae Radix
原植物名Stellera chamaejasme L.
原植物科名Thymelaeaceae, ジンチョウゲ科
薬用部位分類植物性生薬
細分類
入手先情報香港, 星東漢医院
入手年月日1973/09/00
TMPW No257

学術情報データベース

一般生薬名西北狼毒, Xibeilangdu, 紅狼毒, Honglangdu, Stellerae Radix
生薬異名綿大戟
生薬画像
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原植物名Stellera chamaejasme Linn.
原植物科名Thymelaeaceae, ジンチョウゲ科
薬用部位
臨床応用去痰,鎮痛利水薬として,咳逆気喘,肺結核,痰飲積聚,胸腹脹満などの症状に応用する.また皮膚の疥癬などに外用する.
医学体系中国医学
伝統医学的薬効分類化痰止咳平喘薬
薬効白狼毒:
[性味] 辛,平;有毒.
[帰経] 肝、脾経.
[効能] 散結,殺虫.
[主治] 淋巴結核、皮癬、蛆虫症に外用する.
薬理作用四川省産狼毒(Stellera chamaejasme)の根の一成分である stellerin (狼毒配糖体,おそらく混合物)は一種の真菌(Ustilago hordei),ブドウ状球菌,連鎖状球菌などの生長を抑制する.また狼毒(基源不明)の水浸剤は大腸菌,変形菌,チフス菌,パラチフス菌,緑膿菌などのグラム陰性菌に対し試験管内で完全に抗菌作用がある.さらに皮膚の真菌類に対しても抑制作用がある.
DNA配列AJ295262
証類本草(中国古典)※画像をクリックすると本文の画像が表示されます
適応症痰, 咳, 結核, 疥癬
方剤希有処方に配合
同類生薬広狼毒,白狼毒
参考文献C1)和漢薬百科図鑑Vol.1, pp135-136.
更新日2022/12/22