資料館生薬データベース
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生薬名
| 入手時名称 | 没食子 |
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正式名称 | 没食子 |
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日本語読み | もっしょくし, Mosshokushi |
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現地読み | moshizi |
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ラテン名 | Galla Halepensis |
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英語名 | Aleppo Galls |
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原植物名 | Quercus infectoria Olivier |
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原植物科名 | Fagaceae, ブナ科 |
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薬用部位 | 分類 | 植物性生薬 |
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細分類 | 虫えい | 入手先情報 | 日本, 大阪府, 新和物産 |
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入手年月日 | 1970/12/23 |
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TMPW No | 2761 |
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学術情報データベース
一般生薬名 | 没食子, Moshizi, Galla Halepensis, Aleppo Galls |
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生薬異名 | 無食子(Wushizi) |
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生薬画像 | | |
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原植物名 | Quercus infectoria Olivier |
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原植物科名 | Fagaceae, ブナ科 |
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薬用部位 | 虫えい |
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臨床応用 | 収斂,止血薬として,久しく続いた下痢,夢精,盗汗,外傷出血などに応用されたが,現在では全く薬用とせず,タンニン製造原料とする.工業的には,皮なめし剤,インク製造原料とする. |
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医学体系 | 中国医学 |
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伝統医学的薬効 | 分類 | 収渋薬 |
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成分情報 | タンニン Tannins (*C1):
Gallic acid, Ellagic acid, Cyclogallipharic acid, m-Digallic acid, Pentagalloylglucose
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成分 構造式 | |
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薬理作用 | 収斂作用(tannin). |
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適応症 | 出血, 下痢, 盗汗, 外傷出血 |
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方剤 | 希有処方に配合 |
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参考文献 | C1)和漢薬百科図鑑 Vol. Ⅱ, pp 221-223. |
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備考 | 本品はブナ科/Fagaceae の Quercus infectoria Olivier (= Quercus lusitanica Lamarck var. infectoria Alph. DC.) の若芽や稚枝に,膜翹目 (Hymenoptera) のタマバチ(フシバチ)科(没食子蜂科,Cynipidae)の インクフシバチ Cynips tinctoria Hartig (= Cynips gallae tinctoriae Olivier, Adleria gallae tinctoriae Olivier) 没食子蜂が寄生し,産卵し,幼虫の腺分泌物により植物組織に成長刺激が起こり,それによって生じた虫えい (Galls) を乾燥したもの.夏期に上記昆虫が,幼若な葉の間に産卵し,幼卵が孵化して幼虫に発育するに従い,その周囲の細胞が迅速に分裂して膨起し,漸次没食子となる.その最内層には幼虫の養分が蓄蔵されている.幼蜂は成熟すると没食子の皮壁に小孔を穿って飛去する.通常8~9月に未穿孔の虫えいを採収する.
本品はシリアの Aleppo から輸出されるので,Aleppo Galls の名がある.その他 Turkey Galls, Levant Galls とも呼ばれる.また,Quercus sp. に Cynips polycera が寄生して作る,小型の Crown Galls があり,これも Aleppo に集散され Aleppo Galls に稀に混入される.その他,Quercus cerris L. に Cynips moreae Graeffe が寄生して生じたものを Morean Galls と称し,ギリシャに産する.Quercus robur L. に Adleria kollari Hartig が寄生して生じたものは English Galls という. |
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更新日 | 2023/10/10 |
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