資料館生薬データベース

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生薬名

入手時名称東全蝎
正式名称全蝎
日本語読みぜんかつ, Zenkatsu
現地読みDongquanxie
ラテン名Scorpio (CP)
英語名Scorpion (CP)
原植物名Buthus martensii Karsch, キョクトウサソリ
原植物科名Buthidae, トクササソリ科
薬用部位分類動物性生薬
細分類その他
TMPW No2794

学術情報データベース

一般生薬名全蝎, Quanxie, Scorpio (CP2020), Scorpion (CP2020)
生薬画像
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原植物名Buthus martensii Karsch, キョクトウサソリ
原植物画像
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原植物科名Buthidae, トクササソリ科
薬用部位全乾燥体
公定書薬典(2020)
臨床応用鎮痙薬として,ひきつけ,破傷風などに用い,また鎮痛薬として,関節痛,筋肉痛,頭痛,瘡腫に応用する.このほか,解毒散結の効があるので,瘡瘍腫痛に用いる.
医学体系中国医学
伝統医学的薬効分類平肝熄風薬
薬効[性味] 辛,平;有毒.
[帰経] 肝経.
[効能] 息風鎮痙,通絡止痛,攻毒散結.
[主治] 肝風内動,痙攣抽搐,小児驚風,中風口喎,半身不随,破傷風,風湿頑痹,偏正頭痛,瘡瘍,瘰癧に用いる.
成分情報脂肪酸 Fatty acids
(*C1):
Stearic acid, Palmitic acid, Lecithin

ステロール Sterols
(*C1):
Cholesterol

胆汁酸、胆汁アルコール Bile acid, Bile alcohol
(*C1):
Taurine

アミノ酸 Amino acids
(*C1):
Betaine

簡単な含窒素化合物 Simple nitrogen containing compounds
(*C1):
Trimethylamine, Hydroxylamine

その他 Others
(*C1):
Buthotoxin

薬理作用痙攣抑制作用.血管運動中枢抑制作用.鎮静作用.
証類本草(中国古典)※画像をクリックすると本文の画像が表示されます
適応症ひきつけ, 破傷風, 関節痛, 筋肉痛, 頭痛, 痙攣, 中風, 半身不随
方剤希有処方に配合
参考文献CP2020: 中華人民共和国薬典 (2020年版) .
C1)和漢薬百科図鑑 Vol. Ⅱ, pp 259-261.
備考本動物は中国全土に分布するが,長江以北に特に多く,北京までの華北ではごく普通に見られる種である.強大な毒刺を具えるが,その刺傷は致命的ではない.本品は有毒であるから,用量が多すぎないよう,注意すべきである.
更新日2023/01/20