資料館生薬データベース

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生薬名

入手時名称蜈蚣
正式名称蜈蚣
日本語読みごこう, Gokō
現地読みWugong
ラテン名Scolopendra (CP)
英語名Centipede (CP)
原植物名Scolopendra subspinipes multidens L. Koch, アカズムカデ
原植物科名Scolopendridae, オオムカデ科
薬用部位分類動物性生薬
細分類その他
産地情報中華人民共和国
入手年月日1970/12/25
TMPW No2804

学術情報データベース

一般生薬名蜈蚣, Wugong, Scolopendra (CP2020), Centipede (CP2020)
生薬画像
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原植物名Scolopendra morsitans L.1, Scolopendra subspinipes multidens L. Koch2, タイワンオオムカデ1, アカズムカデ2
原植物科名Scolopendridae, オオムカデ科
薬用部位乾燥虫体
選品体が長く,よく乾燥し,頭が赤く,背面は黒緑色,腹部が黄色で歩脚は脱落せず,乾いていても靭性に富み,折れ難いものが良品(C1).
公定書薬典(2020)
臨床応用去風,鎮痛薬として,驚癇,抽搐,破傷風,関節炎,瘰癧,禿瘡,瘡瘍腫毒に用いる外,解毒薬として毒蛇の咬傷に応用する。
医学体系中国医学
伝統医学的薬効分類平肝熄風薬
薬効[性味] 辛,温;有毒.
[帰経] 肝経.
[効能] 息風鎮痙,通絡止痛,功毒散結.
[主治] 肝風内動,痙攣抽搐,小児驚風,中風口喎,半身不遂,破傷風,風湿頑痺,偏正頭痛,瘡瘍,瘰癧,蛇虫咬傷に用いる.
成分情報脂肪酸関連化合物 Fatty acids related compounds
Scolopendra subspinipes japonica (*C1):
蟻酸,脂肪油 / formic acids, fat oil

アミノ酸 Amino acids
Scolopendra subspinipes japonica (*C1):
Tyrosine, Leucine

その他 Others
Scolopendra subspinipes japonica (*C1):
ヒスタミン様物質,溶血蛋白質 / histamine-like substances, hemolytic protein

薬理作用結核桿菌抑制作用.新陳代謝促進作用.筋肉痙攣拮抗作用.皮膚真菌抑制作用(水浸液).
証類本草(中国古典)※画像をクリックすると本文の画像が表示されます  訳文画像を表示
適応症破傷風, 関節炎, 禿瘡, 毒蛇咬傷, 半身不随
方剤希有処方に配合
参考文献CP2020: 中華人民共和国薬典 (2020年版) .
C1)和漢薬百科図鑑 Vol. Ⅱ, pp 326-328.
更新日2022/01/31