資料館生薬データベース

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生薬名

入手時名称紫石英
正式名称紫石英
日本語読みしせきえい, Shisekiei
現地読みZishiying
ラテン名Amethystum
英語名Amethyst
原植物名SiO2を主体とし,微量のAl, Fe, Na, Kなどを含む, 紫水晶
薬用部位分類鉱物性生薬
細分類鉱物
入手先情報香港, 永大行
入手年月日1976/11/00
TMPW No2811

学術情報データベース

一般生薬名紫石英, Zishiying, Fluoritum (CP2020), Amethystum, Fluorite (CP2020), Amethyst
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原植物名Amethyst (SiO2を主体とし,微量のAl, Fe, Na, Kなどを含む), 紫水晶
薬用部位鉱物
公定書薬典(2020)
臨床応用鎮静,鎮咳,止渇,強壮薬として,精神不安定,驚悸不眠,婦人の子宮寒虚にして不妊,老人の喘嗽などの症状に応用する.
医学体系中国医学
伝統医学的薬効分類安神薬
薬効[性味] 甘,温.
[帰経] 腎、心、肺経.
[効能] 温腎暖宫,鎮心安神,温肺平喘.
[主治] 腎陽虧虛,宫冷不孕,驚悸不安,失眠多夢,虚寒咳喘に用いる.
成分情報その他 Others
螢石/ fluoritum (*C1):
CaF2, Fe2O3,稀土類元素

薬理作用未詳.
証類本草(中国古典)※画像をクリックすると本文の画像が表示されます
適応症咳, 口渇, 不安感, 不眠, 不妊
方剤希有処方に配合
参考文献CP2020: 中華人民共和国薬典 (2020年版) .
C1)和漢薬百科図鑑 Vol. Ⅱ, pp 362-363.
備考古来の紫石英は,紫水晶 Amethyst (SiO2を主体とし, 微量のAl, Fe, Na, Kなどを含む) であるが,現在の市場品はほとんど紫色の螢石 (fluoritum, 天然のCaF2, 夾雑物としてFeO3および稀土類元素を含む) で,硬く低く劈開があり,熱すれば燐光を放ち,紫外線で蛍光を発するから容易に正条品の紫石英と識別できる.また広西,山西省の一部の地区では方解石 (calcitum, CaCO3) を紫石英と称している.
更新日2021/09/28