資料館生薬データベース
※画像をクリックすると、拡大して表示されます。
首都、省都または行政区域代表地点(都道府県庁所在地など)を表示しています。
36.061089
103.83430299999998
産地情報
中華人民共和国,甘粛省
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_san.png
36.3418112
140.4467935
入手先情報
日本,茨城県
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_nyu.png
学術情報データベース
一般生薬名 | 猪苓, Zhuling, Polyporus (JP18), (CP2020), Polyporus Sclerotium (JP18), Chuling (CP2020) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
生薬画像 |
| |||||
原植物名 | Polyporus umbellatus Fries, チョレイマイタケ | |||||
原植物科名 | Polyporaceae, サルノコシカケ科 | |||||
薬用部位 | 菌核 | |||||
選品 | 内部が白色で充実し,よく肥大したものが良品.しなびた感じのものや内部が紅色又は黒色のものは劣品(TN). | |||||
公定書 | 日局18,薬典(2020) | |||||
臨床応用 | 利尿,解熱,止渇薬として,小便不利,口渇,腎臓疾患などに応用する.漢方では余剰の水を除き,熱を冷ますとされる. | |||||
医学体系 | 中国医学 | |||||
伝統医学的薬効 | 分類 | 利水滲湿薬 | ||||
薬効 | [性味] 甘、淡,平. [帰経] 腎、膀胱経. [効能] 利水滲湿. [主治] 小便不利,水腫,泄瀉,淋濁,帯下に応用する. | |||||
成分情報 | その他の脂肪族関連化合物 Other aliphatic and related compounds (*C1): 2-Hydroxytetracosanoic acid 多糖類 Polysaccharides (*C1): Glucan ステロール Sterols (*C1): Ergosterol, Ergosta-4,6,8(14),22-tetraen-3-one 含硫アルカロイド及びその他の化合物 Sulfur containing alkaloids (*C1): Biotin | |||||
成分 構造式 |
※画像をクリックすると、拡大して表示されます。 | |||||
薬理作用 | 利尿(水エキス).抗腫瘍(水溶性グルカン). | |||||
DNA配列 | D49670, D49671, D49672 | |||||
証類本草(中国古典) | ※画像をクリックすると本文の画像が表示されます | |||||
適応症 | 尿量減少, 浮腫, 泥状水様便, 帯下 | |||||
方剤 | 胃苓湯, 茵蔯五苓散, 茵蔯散, 加減胃苓湯, 加味八脉散, 九味半夏湯, 五苓散, 柴苓湯, 実脾湯, 四苓湯, 腎炎一方, 腎疸湯, 猪苓湯, 猪苓湯合四物湯, 当帰拈痛湯, 当帰白朮湯, 肺疳方, 巫神湯, 分消湯, 回春茵蔯散 | |||||
参考文献 | JP18: 第18改正日本薬局方. CP2020: 中華人民共和国薬典 (2020年版) . C1)和漢薬百科図鑑 Vol. II, p 239-240. | |||||
備考 | 日本産はくびれが多く,やや軽質で,真猪苓と称され,中国産は凹凸が少なく,硬質で,唐猪苓と称される.猪苓は茯苓と同様,利水,消腫,利湿,清熱の作用があるが,茯苓のように補益の作用がない.また熱性を伴う症状に応用する. | |||||
更新日 | 2024/02/02 | |||||