資料館生薬データベース

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生薬名

入手時名称知母
正式名称知母
日本語読みちも, Chimo
現地読みJimo
ラテン名Anemarrhenae Rhizoma (JP), (CP)
英語名Anemarrhena Rhizome (JP), Common Anemarrhena Rhizome (CP)
原植物名Anemarrhena asphodeloides Bunge, ハナスゲ
原植物科名Liliaceae, ユリ科
薬用部位分類植物性生薬
細分類根茎
産地情報大韓民国(韓国)
入手先情報日本, 大阪府, ㈱栃本天海堂
入手年月日1978/04/00
TMPW No2969

首都、省都または行政区域代表地点(都道府県庁所在地など)を表示しています。  
産地情報
大韓民国(韓国)
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_san.png
34.6937378
135.50216509999996
入手先情報
日本,大阪府
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_nyu.png

学術情報データベース

一般生薬名知母, Zhimu, Anemarrhenae Rhizoma (JP18, CP2020), Anemarrhena Rhizome (JP18), Common Anemarrhena Rhizome (CP2020)
生薬異名毛知母,光知母,知母肉
生薬画像
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原植物名Anemarrhena asphodeloides Bunge, ハナスゲ
原植物画像
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原植物科名Liliaceae, ユリ科
薬用部位根茎
選品黄色の毛を有し,よく肥大した潤いのあるものが良品(TN).
公定書日局18,薬典(2020)
臨床応用解熱,利尿,鎮静,鎮咳,止瀉薬として,煩熱(虚熱),口渇などに応用する.
医学体系中国医学
伝統医学的薬効分類清熱瀉火薬
薬効[薬性・性味] 苦、甘,寒.
[帰経] 肺、胃、腎経.
[効能] 清熱瀉火,滋陰潤燥.
[主治] 外感熱病,高熱煩渇,肺熱燥咳,骨蒸潮熱,内熱消渇,腸燥便秘に応用する.
成分情報ステロイドサポニン及びサポゲニン Steroid saponins & Sapogenins
(*C1):
Timosaponin A-I, Timosaponin A-II, Timosaponin A-III, Timosaponin A-IV, Timosaponin B-I, Timosaponin B-II, Sarsasapogenin, Markogenin, Neogitogenin

キサントン類 Xanthones
(*C1):
Mangiferin, Isomangiferin

アミノ酸 Amino acids
(*C1):
Pantothenic acid

ピリジンアルカロイド Pyridine alkaloids
(*C1):
Nicotinic acid

成分 構造式




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薬理作用血糖降下(エキス).解熱,抗菌(煎液).血圧降下.呼吸中枢抑制.溶血(timosaponin類).
DNA配列 伝統医薬データベース.
証類本草(中国古典)※画像をクリックすると本文の画像が表示されます
適応症高熱, 口渇, 咳嗽, 乾咳, 盗汗, 無汗, 排尿困難, 便秘
方剤痿証方, 黄耆別甲湯, 黄連消毒飲, 加減瀉白散, 加味四物湯, 加味八脉散, 桂枝芍薬知母湯, 柴胡養栄湯, 酸棗仁湯, 滋陰降火湯, 滋陰至宝湯, 紫苑散, 滋腎通耳湯, 消風散, 除湿補気湯, 辛夷清肺湯, 秦艽別甲湯, 生津湯, 清燥養栄湯, 清熱補血湯, 知母茯苓湯, 当帰拈痛湯, 麦門冬飲子, 白虎加桂枝湯, 白虎加人参湯, 補陰湯
参考文献JP18: 第18改正日本薬局方.
CP2020: 中華人民共和国薬典 (2020年版) .
C1) 和漢薬百科図鑑 Vol. I, pp 87-89.
備考知母には「毛知母」と「光知母」がある.「光知母」は表面の黄褐色毛を除去したもので,中国では良品とされるが,日本では用いない.広西壮族自治区(毛知母)や台湾(本知母)ではユリ科のAspidistra属植物の根茎を代用品とする.
更新日2021/09/27