資料館生薬データベース

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生薬名

入手時名称杜仲花
正式名称杜仲花
日本語読みとちゅうか, Tochūka
現地読みDuzhonghua
ラテン名Eucommiae Flos
英語名Eucommia Flower
原植物名Eucommia ulmoides Oliv., トチュウ
原植物科名Eucommiaceae, トチュウ科
薬用部位分類植物性生薬
細分類
入手先情報日本, 長野県, 日本杜仲葉株式会社
入手年月日1985/9/22
TMPW No3029

首都、省都または行政区域代表地点(都道府県庁所在地など)を表示しています。  
産地情報
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_san.png
36.6512986
138.18095570000003
入手先情報
日本,長野県
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_nyu.png

学術情報データベース

一般生薬名杜仲, Duzhong, Eucommiae Cortex (JP18, CP2020), Eucommia Bark (JP18, CP2020)
生薬画像
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原植物名Eucommia ulmoides Oliver , トチュウ
原植物画像
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原植物科名Eucommiaceae, トチュウ科
薬用部位樹皮
選品樹皮が厚く,潤いがあり,横に折って引き伸ばす時に銀白色の綿状糸を多く出すものが良品(TN).
公定書日局18,薬典(2020)
臨床応用強壮,強精,鎮痛,降圧薬として,腎虚,腰膝の疼痛,妊婦の腰重,足膝軟弱,胎動流産,高血圧症などに応用する.
医学体系中国医学
伝統医学的薬効分類補陽薬
薬効補[性味] 甘,温.
[帰経] 肝、腎経.
[効能] 補肝腎,強筋骨,安胎.
[主治] 肝腎不足,腰膝酸痛,筋骨無力,頭暈目眩,妊娠漏血,胎動不安に用いる.
成分情報その他の脂肪族関連化合物 Other aliphatic and related compounds
(*C1):
Eucommiol
(*C3):
1-Deoxyeucommiol(葉/leaf)

モノテルペノイド Monoterpenoids
iridoids:
(*C1):
Aucubin, Harpagide acetate, Ulmoside (= Aucubigenin-1-beta-isomaltose), Geniposide, Geniposidic acid

リグナンとネオリグナン Lignans & Neolignans
(*C1,C2):
d-Pinoresinol di-O-beta-D-glucopyranoside, Liriodendrin, d-Pinoresinol O-beta-D-glucopyranoside, d-Medioresinol di-O-beta-D-glucopyranoside

成分 構造式

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薬理作用副交感神経興奮様作用(水エキス).
DNA配列L01917,L54066
証類本草(中国古典)※画像をクリックすると本文の画像が表示されます
適応症腰や膝がだるく無力, 腰痛, インポテンツ, 頻尿, 不正性器出血, 習慣性流産, 胎動不安, 高血圧症
方剤痿証方, 加減八物湯, 加味四物湯, 芎帰補中湯, 大百中飲, 大防風湯, 補陰湯
同類生薬杜仲葉
参考文献JP18: 第18改正日本薬局方.
CP2020: 中華人民共和国薬典 (2020年版) .
C1)和漢薬百科図鑑 Vol. II, pp 142-144.
C2)生薬学概論, pp 319-320.
C3)Shoyakugaku Zasshi,42,76(1988).
備考杜仲葉は杜仲の葉で,近年「杜仲葉茶」,「杜仲茶」と称して,健康食品として市販される.利尿,代謝機能促進作用などが報告されている.なお,台湾産杜仲はニシキギ科のトゲミノマサキ Euonymus trichocarpus Hayata の樹皮である.
更新日2021/09/27