資料館生薬データベース

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生薬名

入手時名称センナ葉
正式名称センナ
日本語読みせんな, Senna
ラテン名Sennae Folium (JP), (CP)
英語名Senna Leaf (JP), (CP)
原植物名Cassia angustifolia Vahl, (チンネべリー・センナ)
原植物科名Leguminosae, マメ科
薬用部位分類植物性生薬
細分類
TMPW No3123

学術情報データベース

一般生薬名センナ, Sennae Folium (JP18, CP2020), Senna Leaf (JP18, CP2020)
生薬異名番瀉葉 (Fanxieye)
生薬画像
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原植物名Cassia angustifolia Vahl or Cassia acutifolia Delile, (チンネベリー・センナ, アレキサンドリア・センナ)
原植物画像
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原植物科名Leguminosae, マメ科
薬用部位小葉
選品葉の中軸や葉柄の混入が少ないものが良品(TN).
公定書日局18,薬典(2020)
臨床応用緩下薬.少量では苦味健胃薬となり消化を促進させる.適量(3~6g/日)を用いると緩下作用を示し,食物の積滞,胸腹張満,便秘などを治す.特に熱結性便秘に用いる.寒にあたって泄瀉するものは用いてはいけない.
医学体系中国医学
伝統医学的薬効分類攻下薬
薬効[性味] 甘、苦,寒.
[帰経] 大腸経.
[効能] 瀉熱行滞,通便,利水.
[主治] 熱結積滞,便秘腹痛,水腫脹満に用いる.
成分情報アントラキノン Anthraquinones
(*C1-C11):
Sennoside A, Sennoside B, Rhein-aloe-emodin dianthrone diglucoside, Sennoside C, Sennoside D, Sennoside G, Aloe-emodin-dianthrone diglucoside, Rhein anthrone diglucoside, Chrysophanol, Aloe-emodin anthrone diglucoside, Rhein, Aloe-emodin-8-glucoside, Rhein 8-glucoside,
以下代謝物 / The following compounds are metabolites
8-Glucosylrheinanthrone, Rheinanthrone, 8-Glucosylrhein, Sennidin A-8-monoglucoside, Sennidin B-8-monoglucoside, Sennidin B-8'-monoglucoside, 8-Glucosylrheinanthrone

フラボンとフラボノール Flavones & Flavonols
(*C1):
Kaempferol, Kaempferin, Isorhamnetin

ナフタレン系化合物 Naphthalenes
C. angustifolia (*C12):
6-Hydroxy musizin glucoside
C. acutifolia (*C12):
Tinnevellin glucoside

成分 構造式


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薬理作用蠕動運動促進.Sennoside A などのジアンスロン類は腸内の嫌気性菌により Rheinanthrone に代謝され,瀉下作用を示す(大黄参照).
DNA配列U74195
適応症便秘, 腹満, 腹痛, 腹水
方剤複方ダイオウ・センナ末
同類生薬センナ実 (Senna pod)
参考文献JP18: 第18改正日本薬局方.
CP2020: 中華人民共和国薬典 (2020年版) .
C1)和漢薬百科図鑑 Vol. II, pp 95-97.
C2)生薬学概論, p 283.
C3)Planta Med.,40,225(1980).
C4)Chem.Pharm.Bull.,30,1338(1982).
C5)J.Pharmaco-bio-Dyn.,8,800(1985).
C6)Chem.Pharm.Bull.,35,1998(1987).
C7)Pharmacology,36,172(1988).
C8)Appl.Envir.Microbiol.,60,1041(1994).
C9)Biol.Pharm.Bull.,19,701(1996).
C10)Biol.Pharm.Bull.,19,705(1996).
C11)Biol.Pharm.Bull.,19,136(1996).
C12)Planta Med.,43,11(1981).
備考センナは世界最古の医学文書と言われている『エーベルス・パピルス』に収載されている.11世紀の頃アラビアのカリフの侍医 Yahya ben Masawaih により,アロエに代わる下剤として広くヨーロッパへ紹介された.その後欧米諸国で繁用される一般的な緩下薬となった.我が国では『日本薬局方』の初版から現在までずっと収載されてきた.センナにはアレキサンドリア・センナ (Alexandria senna)(アフリカ・ナイル河中流地域産)と,チンネベリー・センナ (Tinnevelly senna)(インド・ケララ州,マドラス州)の2種があり,日本に輸入されるものはチンネベリー・センナである.欧米では主にアレキサンドリア・センナが用いられ,またその果実 (senna pod) も同様に用いられる.中国では近年になってから薬用とされ,『飲片新参』に初見する.
更新日2021/09/27