資料館生薬データベース
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産地情報
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_san.png
34.341574
108.93976999999995
入手先情報
中華人民共和国,陝西省西安
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_nyu.png
学術情報データベース
一般生薬名 | 浮萍, Fuping, Spiroelae Herba (CP2020), Pistiae Herba, Common Ducksmeat Herb (CP2020) | |||||
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生薬画像 |
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原植物名 | Spirodela polyrrhiza (L.) Schleiden (= Lemna polyrrhiza Linn.), ウキクサ | |||||
原植物科名 | Lemnaceae, ウキクサ科 | |||||
薬用部位 | 全草 | |||||
選品 | 生の葉はなるだけ大きくて,その裏面は紫色を呈するものが良い(NI). | |||||
公定書 | 薬典(2020) | |||||
臨床応用 | 発汗,利水,消腫薬として,水腫,リウマチ,風疹熱毒,衂血などに応用する. | |||||
医学体系 | 中国医学 | |||||
伝統医学的薬効 | 分類 | 辛涼解表薬 | ||||
薬効 | [性味] 辛,寒. [帰経] 肺経. [効能] 宣散風熱,透疹,利尿. [主治] 麻疹不透,風疹蚤痒,水腫尿少に用いる. | |||||
成分情報 | その他 Others (*C1): 酢酸カリウム,塩化カリウム/ potassium acetate, potassium chloride | |||||
薬理作用 | 浮萍の利尿作用は含有されるカリウム塩によるものである.浮萍の煎剤は健康な蛙の心臓に対しては全く影響がないが,衰弱した心臓に対し強心作用がある.この作用は心筋に直接作用するもので,カルシウム塩類によるものと思われる.また血管収縮作用があり,血圧を上げる.浮萍の煎剤および浸剤を実験的に発熱家兎に経口投与すると,微弱な解熱作用が認められる. | |||||
適応症 | 浮腫, 水腫, リウマチ, 風疹, 鼻血, 小便不利, 痒み | |||||
方剤 | 希有処方に配合 | |||||
参考文献 | CP2020: 中華人民共和国薬典 (2020年版) . C1)和漢薬百科図鑑 Vol. Ⅱ, pp 51-52. | |||||
備考 | 香港市場の広東,広西省産の大型の「浮萍」はサトイモ科のボタンウキクサ Pistia stratiotes L. の全草を乾燥したもの.浮萍草とも称す. 北方系の小型の浮萍中にはウキクサ以外にアオウキクサ属のコウキクサ Lemna minor L. および L. paucicostata Hegelmaier が混入されるといわれているが,木村らの調査によるとウキクサただ1種である. また,石戸谷によると朝鮮半島産の浮萍には デンジソウ科のデンジソウ Marsilia quadrifolia L. がある | |||||
更新日 | 2022/02/10 | |||||