資料館生薬データベース

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生薬名

入手時名称鶏骨草
正式名称鶏骨草
日本語読みけいこつそう, Keikotsusō
現地読みJigucao
ラテン名Abri Herba
英語名Canton Love-pea Vine
原植物名Abrus cantoniensis Hance
原植物科名Leguminosae, マメ科
薬用部位分類植物性生薬
細分類全草
入手先情報香港, 和興行
入手年月日1974/12/25
TMPW No3391

学術情報データベース

一般生薬名鶏骨草, Jigucao, Abri Herba (CP2020), Canton Love-pea Vine (CP2020)
生薬画像
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原植物名Abrus cantoniensis Hance
原植物科名Leguminosae, マメ科
薬用部位全草
公定書薬典(2020)
臨床応用消炎,鎮痛薬として,民間的に黄疸,伝染性肝炎,打ち身などに応用される.
医学体系民間療法
伝統医学的薬効分類中華人民共和国
薬効[性味] 甘,微寒.
[帰経] 肝、胃経.
[効能] 利湿退黄,清熱解毒,疏肝止痛.
[主治] 湿熱黄疸,脇肋不舒,胃脘脹痛,乳癰腫痛に用いる.
成分情報ステロール Sterols
(*C1):
ステロール化合物/sterol compound(全草/ whole plant)

フラボノイド Flavonoids
(*C1):
フラボン/flavone(全草/ whole plant)

その他の含窒素化合物 Other nitrogen containing compounds
(*C1):
Abrine, Choline(全草/ whole plant)

成分 構造式

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薬理作用abrine をマウスの腹腔内に注射すると,ブドウ球菌毒素による実験的炎症(マウス肩部)を低下させる.また家兎の実験的貧血に対しては治療効果はないが,高濃度(1:500)においてヒツジ赤血球の溶解を抑制する.
臨床的に急性伝染性肝炎の患者に,鶏骨草2~3両(70~100g)と脂肪分のない豚肉2両(70g)を水1000mlを加えて煎じ,300mlに煎じつめ,毎日3回分服させたところ,44例中42例が治癒した.平均治癒日数は21日であった.黄疸症状は15日で消失し,肝機能は18~21日で回復した.慢性肝炎に対しては効果不良である.
適応症黄疸, 急性肝炎, 慢性肝炎, 乳腺炎
方剤民間薬とされる
参考文献CP2020: 中華人民共和国薬典 (2020年版) .
C1)和漢薬百科図鑑 Vol. Ⅱ, pp 67-68.
更新日2022/02/16