資料館生薬データベース

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生薬名

入手時名称佛耳草
正式名称金銭草
日本語読みきんせんそう, Kinsensō
現地読みJinqiancao
ラテン名Desmodii Styracifolii Herba (CP), Lysimachia Christinae Herba
英語名Snowbellleaf Tickclover Herb (CP)
原植物名Desmodium styracifolium (Osbeck) Merr.
原植物科名Leguminosae, マメ科
薬用部位分類植物性生薬
細分類全草
入手先情報中華人民共和国, 江蘇省南京, 南京中医学院付属病院
入手年月日1980/6/7
TMPW No3394

首都、省都または行政区域代表地点(都道府県庁所在地など)を表示しています。  
産地情報
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_san.png
32.060255
118.796877
入手先情報
中華人民共和国,江蘇省南京
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_nyu.png

学術情報データベース

一般生薬名金銭草, Jinqiancao, Desmodii Styracifolii Herba (CP2020), Snowbellleaf Tickclover Herb (CP2020)
生薬画像
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原植物名Desmodium styracifolium (Osbeck) Merrill
原植物科名Leguminosae, マメ科
薬用部位全草
公定書薬典(2020)
臨床応用現在金銭草と称する生薬は,胆嚢結石,黄胆性肝炎,尿道結石などの治療に応用され,その臨床結果がある程度明らかにされているが,この効果をもつ生薬は金銭草(Desmodium sp.),過路黄,連銭草の3種であろう.
医学体系中国医学
伝統医学的薬効分類利水滲湿薬
薬効[性味] 甘、淡,涼.
[帰経] 肝、腎、膀胱経.
[効能] 利湿退黄,利尿通淋.
[主治] 黄疸尿赤,熱淋,石淋,小便渋痛,水腫尿少に用いる.
成分情報その他 Others
Lysimachia christinae (*C1):
Phenol類,Flavone類,Sterol類,タンニン,精油等が含まれるといわれるが,詳細不明
Phenols, flavones, sterols, tannins, essential oil, etc are said to be contained, but the details are unknown.

薬理作用未詳.
臨床的に金銭草には利胆作用があり,胆嚢結石に有効であり,また清熱利水作用があり,石淋(尿道結石)に対し効果があると報告されている.この治療に用いられた金銭草は,連銭草および過路黄であろう.
適応症尿路結石, 黄疸, 血尿
方剤希有処方に配合
参考文献CP2020: 中華人民共和国薬典 (2020年版) .
C1)和漢薬百科図鑑 Vol. Ⅱ, pp 28-30.
備考現在日本で入手できる商品は香港市場品である.
中国南部諸省で胆石症や尿石症の特効薬と称して市販されている.その他,タデ科/Polygonaceae の ミズヒキ Polygonum filiforme Thunb. = P. virginianum L. var. filiforme (Thunb.) Merr.; Tovara filiformis (Thunb.) Nakai; T. virginiana (L.) Rafin. var. filiformis (Thunb.) Steward; Sunania filiformis (Thunb.) Rafin. の全草,サクラソウ科/Primulaceae の Lysimachia christinae Hance. の全草など多種の植物が金銭草と称される.
更新日2022/02/07