資料館生薬データベース
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産地情報
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_san.png
32.060255
118.796877
入手先情報
中華人民共和国,江蘇省南京
https://ethmed.toyama-wakan.net/img/pin_nyu.png
学術情報データベース
一般生薬名 | 紫花地丁, Zihuadiding, Violae Herba (CP2020), Tokyo Violet Herb (CP2020) | |||||
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生薬異名 | 薫菜地丁, 犂頭草(りとう草) | |||||
生薬画像 |
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原植物名 | Viola yedoensis Makino, ノジスミレ | |||||
原植物科名 | Violaceae, スミレ科 | |||||
薬用部位 | 全草 | |||||
公定書 | 薬典(2020) | |||||
臨床応用 | 解毒,抗炎症,鎮痙薬として,各種の化膿性疾患に煎服,または外用される. | |||||
医学体系 | 中国医学 | |||||
伝統医学的薬効 | 分類 | 清熱解毒薬 | ||||
薬効 | [性味] 苦、辛,寒. [帰経] 心、肝経. [効能] 清熱解毒,涼血消腫. [主治] 疔瘡腫毒,癰疽発背,丹毒,毒蛇咬傷に用いる. | |||||
成分情報 | 脂肪酸関連化合物 Fatty acids related compounds V. yedoensis (*C1): Cerotic acid, 不飽和酸/ unsaturated acids フラボノイド Flavonoids V. yedoensis (*C1): フラボン配糖体/ Flavone glycosides その他 Others V. yedoensis (*C1): 粘液質/ mucilage | |||||
薬理作用 | 抗菌作用(煎液:連鎖状球菌,緑膿菌等) | |||||
適応症 | 痙攣, 丹毒, 毒蛇咬傷 | |||||
方剤 | 希有処方に配合 | |||||
参考文献 | CP2020: 中華人民共和国薬典 (2020年版) . C1)和漢薬百科図鑑 Vol. Ⅱ, pp 4-6. | |||||
備考 | 地丁の基源植物として以下のものが知られている. 1) 紫花地丁,薫菜地丁,犂頭草: スミレ科/Violaceae の スミレ Viola mandshurica W. Becker, コスミレ V. japonica Langsd., ノジスミレ V. yedoensis Makino, ニョイスミレ V. verecunda A. Gray, ツクシスミレ V. diffusa Gingins, シロスミレ V. patrinii DC. などスミレ Viola属植物の全草を乾燥したもの.1種類のみの商品もあり,また2~3種が混入されているものもある. 2) 甜地丁,米口袋地丁: マメ科/Leguminosae イヌゲンゲ Amblytropis multiflora (Bunge) Kitagawa の根あるいは根をつけた全草を乾燥したもの.江蘇省では地丁草,山東省では労鼠尾根と称す. 3) 苦地丁,紫薫地丁: ケシ科/Papaveraceaeの Corydalis bungeana Turcz. の全草を乾燥したもの.天津では紫花地丁,河北省では苦丁花と称する. 4) 華南地丁,龍胆地丁: リンドウ科/Gentianaceae の Gentiana loureirii Griseb. の全草を乾燥したもの. 5) 竹葉地丁: ヒメハギ科/Polygalaceae の ヒメハギ Polygala japonica Houtt. の全草を乾燥したもの. 以上が中国大陸で一般に市販されているものであるが,香港市場には1), 4), 5)が出まわっている.また韓国産の紫地丁と称するものは, 6) ノボタン科/Melastomataceae の ヒメボタン Osbeckia chinensis L. の全草を乾燥したものである. | |||||
更新日 | 2022/02/03 | |||||